マイクロブルワリー3
写真:PR TIMES



 August Internationalは、親会社であるアウグスビールと共同で、飲食店等の店舗内で独自のクラフトビールを製造及び提供できる小規模醸造所「マイクロブルワリー」のプロデュース事業を開始する。

◆マイクロブルワリーとは?
マイクロブルワリーとは、大手資本とは異なる独立した職人等が運営する小規模醸造所を指す。こうした醸造施設で生まれたビールをクラフトビールと呼ばれる。人気の発端となったアメリカ合衆国では、2012年に2400あったクラフトビールの醸所が、2017年には6000を超え、日本と比べて大規模かつ急速に成長している。*1

マイクロブルワリー
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◆日本ではまだまだ増えないマイクロブルワリーとその原因
 一方で、日本では、1994年の酒税法改正以降に登場したマイクロブルワリーは、増えているものの、その数は300程度といわれている。*2

 この差の原因として、「クラフトビール=高い価格の商品」という、製造・販売の認識があると同社は捉えている。現在、販売されているクラフトビールの価格は、一般で販売されているビールに対して、倍程度するものも存在する。 

 現状では、クラフトビール人気の後押しがあるが、味の飽きや品質など、価格とのバランスが崩れると、かつての地ビールブームと同様に終焉を迎えてしまう課題が残ったままの状態。これは、販売検討する企業様や自治体においては、大きな懸念材料になると同社は認識している。 

 そこで、August Internationalでは、親会社でありクラフトビール事業を15年運営するアウグスビールと共同で、企業並びに自治体様が自ら醸造施設を持ち、独自ブランドでのビール販売が可能となるマイクロブルワリーパッケージを2019年1月17日(木)より提供開始する。

マイクロブルワリー2
写真:PR TIMES



◆「マイクロブルワリー」の概要
 同社が提供するマイクロブルワリーは、低価格でも出来立ての美味しいクラフトビールを販売出来る環境を提供する。店舗併設型のため、物流費のかからない自社製造ビールは低コストを実現でき、導入店舗の利益確保も容易となる。具体的には、自社製造の場合、一般的ビアパブ価格のグラス¥800のクラフトビールをグラス¥400で販売することも可能となる。また、生産量も調整可能なため、旗艦店舗でビールを醸造し、系列店に卸すことも可能。

 なお、既にアウグスビールでは、先行検証として、複数の飲食店向けに店舗併設型醸造所の開発、運営支援を実施している。支援先店舗においては、自社独自のクラフトビール導入に伴い、ビールを飲む回数が増えただけでなく、「醸造施設を見て楽しむ」、あるいは「出来立ての美味しいビールを飲みたい」客が増え、店舗売上が15%ほど改善されている(同社調べ)。この結果を受け、既存取引先、自治体から導入検討の問合せが10件以上あった。
 
 同パッケージには、アウグスビール役員の大手ビール会社での実践経験と知財蓄積、創業15年のクラフトビールビール醸造経験で得た免許取得、企画、品質、流通管理のノウハウが全て収まっている。そのため、1年以上かかることがある醸造免許取得も最短6か月程度まで圧縮することが可能となる。



【本件に関するお問合せ】

info@august-intl.com
担当 村井(August International株式会社 取締役)

(出所)
*1 https://www.brewersassociation.org/
*2 https://www.alwayslovebeer.com/japanese-craft-breweries-2017/