堅展実業のウイスキー蒸溜所、厚岸蒸溜所(北海道・厚岸町)は2月27日(木)から、3年熟成のウイスキー「サロルンカムイ」を発売します。

 

サロルンカムイ
セミナーで紹介された「サロルンカムイ」情報


 厚岸蒸溜所は2016年11月から稼働。これまでに最長30カ月樽熟成したニューメイクのウイスキー4種を発売していますが、本場スコットランドでウイスキーを名乗れる3年の熟成にいよいよ到達。第五弾商品となる「サロルンカムイ」は希少な初年度の原酒を100%使用した、同蒸溜所初の3年熟成シングルモルトウイスキーとなります。原酒に使用している樽はバーボン樽、シェリー樽、赤ワイン樽、ミズナラ樽の4種。

 アルコール分55%、容量200ml、希望小売5000円(税別)。全国発売ですが、極少量の数量限定。

 

 「サロルンカムイ」とは、アイヌ語で「タンチョウ」を指し、”湿地にいる神”という意味を込めていて、厚岸のウイスキー造りに適した環境を表現しているようです。ちなみに同社では厚岸を”日本のアイラ”と見ていて、①ピート層を通った清冽な水②冷涼・湿潤な気候(ラムサール条約によって保全、2020年11月には国定公園になる予定も)③牡蠣が取れる――などの条件の共通点を挙げています。

 アンドレアスのメモ
 なお、2019年には敷地内にボトリング施設も建設していますが、200mlボトルでの展開は継続していくようです。金型まで作っちゃってるのかな?まあ、700mlだと単純に3.5倍で17,500円になっちゃうしねぇ。あでも充填設備を説明するときは能力が12万本(700ml瓶、年間最大)としてるから、そのうち700ml詰めになるのかもしれませんが。第四熟成庫も建設中、将来は大麦、ピート、ミズナラ樽材までの厚岸オールスターを目指しているそうなので、まだまだ面白いことがたくさんありそうです。


バーうさぎかえる



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