ペルノ・リカール・ジャパンはシングルモルトウイスキー「ザ・グレンリベット」から、日本市場限定の〈シングルカスク2020(#8031)19年〉〈シングルカスク2020(#34927)16年〉3月30日(月)から発売します。

ザグレンリベットシングルカスク1


 どちらもアメリカンオークのホッグスヘッド樽で表示年数以上熟成された1樽をボトリング。原酒をカスクストレングス(加水調整せず、樽からそのまま瓶詰め)でボトリングし、あえて冷却ろ過しないノン・チルフィルタード製法で、樽出しのままの本来のフレーバーを生かした豊かな味わいに仕上げています。

ザグレンリベットシングルカスク2 「ザ・グレンリベット シングルカスク2020(#8031)19年」は、ホームメイドアプリコットジャムや、ヘザーハニー、柔らかなトフィファッジを想わせる驚くほど甘い香り。熟したジューシーな洋ナシの味わいや、砂糖漬けのジンジャーやアーモンドの入ったヌガーの味わいが幾重にも重なる。「香り」との一貫性が非常に高いフルーティーな味わい。フィニッシュはフルーティーで甘い余韻。
Alc.58.9%、700ml、参考小売43,000円(税別)。限定228本(1樽分)。






ザグレンリベットシングルカスク3 「ザ・グレンリベット シングルカスク2020(#34927)16年」は、リッチでバターたっぷりのショートブレッドやクリーミーなバニラを想わせる香りが、柔らかく煮た洋ナシ、ベイク ドレモン、ハチミツたっぷりのスポンジケーキの様な香りと見事に調和する。味わいは、歯ごたえある青りんごやジューシーなシロップ漬けの桃の甘さが強く感じられる。スムースでシルクのような キャラメルの味わいの中に、柑橘のレモンピールの酸味が漂う。デリケートな樽香が感じられるクリーミーでなめらかなフィニッシュ。
 Alc,54.2%、700ml、35,000円。限定234本(1樽分)。




アンドレアスのつぶやき
 「ザ・グレンリベット」は1824年に英国政府公認第一号の認可を受けたウイスキー蒸溜所(ちなみに二号はマッカラン)。英国ウイスキーの歴史と言えば密造の歴史ですが、政府公認化を進めたゴードン公爵から借地していたグレンリベットが第一号となったのは、山内一豊っぽくもありますね。はじめは同業の反発があったけれども、国からの優遇の抗しきれずに次々と認可を受けていったというのは、現代にも通じる話です。さらには、公認ブランドにあやかって「グレンリベット〇〇」という名前(アベラワー・グレンリベット、マッカラン・グレンリベットなどなど最大25銘柄あったそうです)がたくさん出たというから、人の考えることは今も昔も大して変わらないんでしょうね。結局裁判することになり、ブランド使用権が認められてその時から定冠詞「THE」を加えた「ザ・グレンリベット」となりました。
 2019年11月にはコアレンジ4アイテムのパッケージデザインを変更。グローバルでの変更で、いろいろ活発に動いているみたいです。
 
 細かいことですが、今回のは限定228本、234本というので計算するとそれぞれ160l、164lなので180lでもいけますが、ホッグスヘッドと書いてあるから230lの樽。だから単純計算で19年だと100本分、16年は94本は天使が飲んだことになりますね。なんて強欲な天使だろう!



カエルウサギ談笑



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