海外の小説が大好きなのですが、作中に知らないお酒がでてくることがあります。
わからなければすっ飛ばして先に進んでしまえばいいじゃない…ということに性格上、ならないのです。
なぜキャラクターがそのお酒を飲んでいるのか性格や環境と結びつくヒントがあるんじゃないかそんなことが気になってしまいます(正直たまたま書いただけという場合もあるのかもしれませんが…)。もっと詳しいことは読了後に調べるとしても、とりあえずどんなお酒なのかを手っ取り早く知りたい。

 先日も、とある小説を読んでいたら登場人物たちが「シャルトリューズ」というお酒を飲むシーンがありました。
初めて聞くお酒で、注釈はついていたのですがいまいちピンとこない。
よし、いよいよあの図鑑の出番だな」ということでそれをパラパラとめくり、無事に「シャトルリューズ」がどのようなお酒なのかがわかりました。

 その図鑑というのがグラフィック社から出ている「世界お酒MAPS」
もう、最近は読書のお供にこの本が欠かせないのです。


世界のお酒MAPS


 80杯の世界のお酒が紹介されている図鑑は、ひとつのお酒を見開き2ページで酒の起源、テイスティング、種類、生産量、おおよその価格、そのお酒の分布図…と情報がコンパクトに紹介されています。

 たとえば先に書いた「シャルトリューズ」ですが、本書によるとこのお酒は1605年パリのヴォヴェール修道院から始まり、そこからカルトジオ会の修道士たちにその製法が伝えられたそう。
「130種もの植物からつくられる緑色の妙薬」という文章を読んでしまうと、飲んでみたい!できれば修道院で。…なんてあれこれと想像して楽しくなってきます。
 パリのヴォヴェール修道院、カルトジオ会、修道士ジェローム・モーベック…「シャルトリューズ」から世界が広がって知りたいことが次々とでてくるのです。

 お酒に興味を持った人がちょっと手に取ってみようかな…という一冊にはうってつけではないでしょうか。そして、世界にはどんなお酒があるのか、とりあえず知りたい。という人にはおすすめできる内容だと思います。


が、しかし。

間違いを発見してしまいました…。

 日本酒のページで、「日本酒の町西条」と記述があるのですが、地図が指し示しているのは愛媛県の西条市同じ西条でも、
「日本酒の町西条」は広島県ですよ!

愛媛県西条市にも日本酒の蔵元はありますが、「日本酒の町」と呼ばれているのは広島県東広島市西条町のほうなので…。

これ、もう訂正されているのかな。

…んー、他の国の地図もちゃんと正しく明記されているのかちょっと不安に…。


 気を取り直して。
作者のジュール・ゴベール=テュルパンとアドリアン・グラン・シュミット・ビアンキは学生時代からの友人同士。グラフィックと美酒へのあくなき情熱を追求してきたとプロフィールに書いてありました。訳書は本書のほかに「ワインの世界地図-56カ国92地域のワイン産地の歴史と現在-」(パイインターナショナル)も出版しています。



メモ
タイトル 「世界お酒MAPS」
作者   ジュール・ゴベール=テュルパン
     アドリアン・グラン・シュミット・ビアンキ
訳    ダコスタ吉村花子
出版社  グラフィック社
定価   本体2,500円(税別)




            
にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村