これはビリヤードのような、ドミノ倒しのような、どこかをつつくと意外なところまでパタパタと動いていく、そんな状況にある新商品情報です。
 
 国分グループ本社はライ・ウイスキー「サゼラック・ライ」の日本販売権を獲得し、10月下旬から全国で発売します。
 
 

サゼラックライ





 1800年代、アメリカのニューオーリンズで最初に作られた、最も歴史あるカクテル「サゼラック」のベースになったライ・ウイスキーです。アブサン、ビターズ、レモンの皮などを加え、「サゼラック・ライ」を使ってこそカクテル「サゼラック」を名乗ることができる、キーとなるお酒です。
 残念ながらうちにある東京書籍の「カクテル手帳」には載ってなかったのでwikiで調べましたが、米ニューオーリンズで1930年ごろから飲まれているスタンダードカクテルで、諸説あるが「世界最古のカクテル」ともいわれているそうです。
 
 クローブ、バニラ、アニス、ペッパーの香りと、キャンディーや柑橘の淡い味わいが特長。後味は強めで、なめらかなリコリスの味わい。カクテルベースのみならず、ストレートやロックでも美味しく楽しめるそうです。
 2019年「サンフランシスコ・ワールドスピリッツコンペティション」「ニューヨーク・インターナショナル・スピリッツコンペティション」でいずれも銀賞受賞。
 アルコール分45%、750ml、オープン価格(参考小売6500円税別)
 
 
 生産者はバッファロートレース蒸留所。1773年、米国で最初に蒸気熱を使用して蒸留を行った近代的蒸留所として建設された。創設以来、禁酒法時代においても、薬用酒として連邦や州政府からウイスキー製造が認められており、その当時から操業を続けている米国の蒸留所としては最も古い歴史を持つ。蒸留所の地であるケンタッキー州リーズタウンは、かつて野生のバッファローの“通り道(トレース)”だったことに由来し、1999年「エンシェントエイジ蒸留所」の名称から現在の「バッファロートレース蒸留所」に変更。世界的に著名なウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」では2005~2007年の3年連続で「Distillery of the Year(世界で最も優れた蒸留所)」に選出されています。
 
 
 
 そう、バッファロートレース蒸留所。日本のバーボン事情をちょっと前にさかのぼると複雑なことになってます。サントリーが2014年にジム・ビームを買収して、当時はアサヒビールが取り扱ってた「ジム・ビーム」を取り扱う代わりに、サントリーが扱ってた「ジャックダニエル」をアサヒビールが取り扱うことに。で、ビームのグループの「メーカーズマーク」が、長年取り扱っていた明治屋を離れてサントリー扱いになり、売るものがなくなった明治屋が持ってきたのが「バッファロートレース」。
 
 それも2年位だけで、サントリーと距離をとったイタリアのカンパリグループが、カンパリとかアサヒビールに売り込んだときに『バーボンはあるからいらない』ってんで外された「ワイルドターキー」を明治屋が扱ったんで、「バッファロートレース」が宙に浮き、スコッチは有力銘柄があるけどバーボンが手薄というレミーコアントローが、カクテルバーには必須だよねっていうんでむしろ「サゼラックライ」がほしくて「バッファロートレース」も引き受けた。
 けどそれほど売れ行きが上がらなかったんで、同蒸留所の「イーグルレア」を扱ってた国分グループ本社に話が持ちかけられ、「バッファロートレース」を追うように「サゼラック・ライ」の取り扱いも国分グループ本社に移った・・・っていう認識でいるんだけど、間違ってないはず。
 
 国分グループ本社にしてみたら、結構お高めの「イーグルレア」と、リーズナブルな「ケンタッキータバーン」(余計だけど、国分GのHPで一部の表記が「ケンタッキー・ターバン」になってるのは中東とかインドっぽくなるので早く直したほうがいいと思います!)の間の、ちょうどいい価格帯の商品がそろったので、よっぽどのことがない限り手放さないと思うの。ようやく落ち着いて売り込みできるんじゃないかな、「バッファロートレース」と「サゼラック・ライ」。