昨日は晩酌に銀河高原ビールをいただきました。
ビンの「小麦のビール」「ユキノチカラ白ビール」
どっちもビンでの販売はやめちゃうんですね、残念です。


銀河高原ビール


 思えば、銀河高原ビールはクラフトビールの前の、地ビールブームの中でも大手志向の先駆けでした。第一号こそ新潟の上原醸造(エチゴビール)、北海道のオホーツクビールでしたが、本来の“地”元志向のビール(つまり造っているところにお客さんに来てもらう)から脱却して全国志向(瓶・缶に入れて全国販売)を始めたビール屋の草分けだったように思います。最終的にはサッポロビールに売っちゃった那須工場も、小造りと大量生産を考えた、狙いをはっきり絞った取り組みを進めてきました。
 
 躓きはやっぱり不動産・リゾート開発の不調だったんでしょうか。結局、その当時に結んだ契約で運んでくれていた冷蔵配送の業者さんが、根をあげちゃってできなくなったところで行き詰った感じがありました。
 結局2017年にライバルのヤッホーブルーイングに事業売却、東日本ハウス時代からの岩手での生産も取りやめになっちゃいました。今後は、主力「小麦のビール缶」に集中し、それ以外の「ペールエール缶」とかの缶、シルバーボトルとかのビン、ヴァイツェンとかの樽は2020年3月ですべて販売終了になるそうです。「椀子ビール」とかも無くなっちゃうので、盛岡駅とかで買える人は今のうちに。

 今回の2本は東銀座にある岩手のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で購入しました。
 「小麦のビール」は小麦麦芽100%のヘフェバイツェン。もったりやわらかな口当たりと小麦の甘味が楽しめる、ゆっくり楽しんで噛むように飲みたいビールでした。
 「ユキノチカラ白ビール」は大麦・小麦100%のホワイトビールで、こちらもやわらかい口当たりの中に軽い苦味、そのあと主に小麦の甘み、麦をムグムグしてると出てくるわずかな酸味が味わえました。どっちもゆっくり飲むタイプでした。
これがもう飲めなくなるんですね。いやヤッホーから出ることは出るんですが、やっぱり別物だよねって感じで。ひとことで言うと名残惜しい、そういう乱文でした。

 ところでクラフトビール界隈は中途半端に瓶・缶出してる中堅どころが微妙な感じで、トレンドは隣近所で楽しむ程度の6Kl規模の”マイクロ”ブルワリーに移っているって話もたまに聞きます。小規模化が進んじゃうんでしょうかね?



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