ビールはどちらかというとゴクゴク飲むほうが好きなのですが、それでも“山崎原酒樽熟成”と書かれると知識欲が刺激されてしまうわけです。2016年にキャンペーン景品で始まったこの商品、簡単には味見するチャンスがありませんでしたが、最近はギフト商品にラインナップされるようになってきました。数量限定、早い者勝ちではあるけれど、ビール好きなら一度は試してみたいものです。
サントリービールは「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成ブレンド〉」を詰め合わせた「同〈山崎原酒樽熟成ブレンド〉セット」を、6月9日(火)から全国で数量限定新発売します。
「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」は、“多重奏で、濃密。”な味わいを実現した、同社のビールづくりのこだわりの象徴ともいえる商品。今回は、その「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」から、「木樽熟成」由来の“深く長い余韻”が楽しめる限定商品「同〈山崎原酒樽熟成ブレンド〉」を8本詰め合わせたギフトパッケージとなっています。
中味は、伝統製法の「木樽熟成」由来の“甘く複雑な熟成香”とマスターズドリームの“多重奏で、濃密。”な味わいを掛け合わせることで、“深く長い余韻”を実現しました。醸造家が熟成に使用する樽の個性を見極め、理想の熟成・ブレンド条件を追求した贅沢な味わいが楽しめます。
パッケージは、高級感のある黒色をベースカラーに黄金色のロゴやラインを配し、より上質な装いになっています。また、化粧箱は贈りものに相応しい高級感に加え、中味の特長である「木樽熟成」を樽鏡のモチーフを用いて表現しています。
希望小売価格は設定していないということで、Amazonで予約販売価格を見たところ3,410円でした。
商品メモ
アルコール分 7%
内容 305ml瓶×8本
発売期日 2020年6月9日(火)
発売地域 全国(数量限定)
アンドレアスのメモ
幸運にも2016年は当たった人から一口いただき、2019年も1本いただいたことがあります。先のが「原酒樽熟成」、後のは「原酒樽熟成ブレンド」になります。どちらもノーマル「マスターズドリーム」と比べて旨み・コク感は1割増しくらいありましたが、「原酒樽熟成」のほうはより苦みが強い印象、「原酒樽熟成ブレンド」は穀物の甘味とよりバランスが取れて旨みが増したように思いました。
2019年の「原酒樽熟成ブレンド」を作った醸造家の熊谷武士さんのインタビュー記事(https://mastersdream-magazine.jp/)を見ると興味深い記述が…。なんと、製品の「マスターズドリーム」を樽に詰めたわけじゃなくて、樽熟成用の「マスターズドリーム」を別に作って、それを樽熟成させたようです。“ヴァイタートリンケン(次の1杯をまた飲みたくなる、次の機会にまた飲みたくなる)”へのこだわりってスゲーって思う記述が多く載ってるので、ぜひ読んでみて!
ちなみに、ウイスキー「山崎」の味が移ってくるのを狙った取り組みだとばかり思ってたんですが、1、2週間の樽熟成では樽材からの成分の溶出ってほとんどないらしいです。むしろビールの雑味が樽材に吸着されて丸み・柔らかさが感じられるようになるほうが大きいそうで、意外でした。

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