ノンアル比較8
 

 ノンアルコールビールテイスト飲料(以下ノンアルと略)、毎日暑っついこともあってか、近所のスーパーでは棚がスカスカになっていることも多いです。これまでは「飲めないときにしか飲まない」という微妙な存在でしたが、積極的に飲む人がなんだか増えているような気がします。
 
 古くは「バービカン」のころから比べると、技術革新によって確実においしくなってるノンアル。ただ一口に「おいしくなった」という印象の中にも「ビールっぽい」のか「ゴクゴク水みたいに飲める」のか、それとも「健康的な感じなのか」メーカーの狙いによって味が大きく違ってきてるんじゃないか?そんなことを考えて今回、近場で買えたノンアル7種類を飲み比べてみました。

 普段はノンアルじゃなくビールを飲むアンドレアス、普段はお酒自体あまり飲まないカイロ団長それぞれの印象を並べてみたので、少しでも参考になれば良いのですが…。


ビール(スーパードライ)っぽさ№1!
アサヒビール「ドライゼロ」


ノンアル比較5

 “ドライなノドごし”と“クリーミーな泡”のビールらしい飲みごたえと、食事に合うすっきりした味わいを楽しめる。しかもカロリーゼロ、糖質ゼロで安心してお楽しみいただけます。ノンアルコールビールテイスト飲料市場で4年連続売上げ№1。2012年発売、2020年リニューアル。
原材料は食物繊維(米国製造又は仏国製造又は国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
 
もうパッケージから一目瞭然、明らかにビールに寄せた開発意図です。実際飲んでみて、今回の全7種のうちで最もビールらしい味でした。泡持ちも断トツトップの70秒。
「苦みに少し金属感。マグネシウムみたいな…」感じはあるものの、苦みとキレ、メリハリ感はビールの代わりに飲むのに最も良いでしょう。「クラブハウスの前にネズミ捕りが増えた」昔からのトレンドを今も続ける、王道と言えば王道なノンアルです。(アンドレアス

苦味があって、キレもある。ビールになろうと努力している感じがいちばん伝わりました。氷を入れて飲んでみるとさらにキレが強くかんじられました。(カイロ団長


誰からも嫌われない、いい意味で”普通”
キリンビール「グリーンズフリー」

ノンアル比較4

麦とホップの爽やかなおいしさ。香料・人工甘味料無添加。ホップ本来の爽やかな香りを丁寧に引き出す「ホップアロマ製法」を採用し、ゴクゴク飲める雑味のない味わいとすっきりした後味を実現。
 原材料は麦芽(外国製造)、大麦、米発酵エキス、ホップ/炭酸。

今年4月発売の新コンセプト“自然派ビールテイスト炭酸飲料”。新しいだけあって全般的にバランスが取れた感じで、どこにもとがった感じがない味。
でもしっかりとホップの苦み、麦芽やカラメルの感じがしっかりと感じられます。ビール界のナチュラリスト、みたいな感じで万人受けするんじゃないでしょうか。(アンドレアス

べっこうあめのような香ばしい香りが印象的。全体的にまろやかで氷を入れてグビグビ飲めちゃうタイプではないでしょうか。気のせいかもしれませんが氷を入れるとビールにちょっと近い味わいになるような気がします。(カイロ団長


これはもう、水感覚。
サントリー「オールフリー」

ノンアル比較2

 アルコール度数0.00%、カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロの4つの“ゼロ”を実現した機能面のみならず、“麦の旨み”“すっきりとした後味”そして“軽快なのどごし”が特長。2010年発売で、今年4月リニューアル。戻り香に着目して、よりのどごしの良さにつながる香りを新たに採用し、ベースとなる麦汁を見直すことで、“のどごし、スッキリ”な味わいに仕上げた。
原材料は麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムK)。

「これが一番軽くてライト」。水みたいにゴクゴク飲める印象で、運動の後なんかに飲むとすごくいい感じだと思いました。まさに「水と生きる。」パッケージも、今回の中では一番ビールから遠い感じでGOOD。これならギリ、缶コーヒー感覚でオフィスのデスクに置けるかも?(アンドレアス

小さいころ、お釈迦様の生誕を祝う花祭りで飲んだ甘茶をふと、思い出しました。
やさしい甘味が特長でしょうか。(カイロ団長


プレミアムビール感覚のノンアルならこっちかも
サッポロ「うまみ搾り」

ノンアル比較7

 豊かな旨みとすっきりとした飲み口。尿酸値を下げるノンアルコールビールテイスト。大麦エキスを使用したリッチな美味しさに、尿酸値を下げる旨み素材「アンセリン」をプラス。豊かな旨みと、すっきりとした飲み口に、うれしい機能まで備えました。気兼ねなく、おいしい食事を楽しめる。
原材料は果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、水溶性食物繊維、フィッシュペプチド(アンセリン含有)、大豆ペプチド、大麦エキス/炭酸、香料、酸味料、苦味料、カラメル色素、安定剤(大豆多糖類)、酸化防止剤(ビタミンC)。
 
アンセリンは動物の筋肉中に含まれるペプチドで、抗疲労効果とか運動能力に関係する新素材のようです。尿酸値を下げるのはマグロ・カツオ由来とのことなので、クラフト系で話題になった鰹節ビールを想像すると、確かにそれと共通するような甘み=うまみがあるような気がします。麦芽糖とそれを抑える酸味、みたいなものが一番強く感じられた。(アンドレアス

まろやかさとコク。特に飲んだ中ではいちばんコクがありました。飲んだときにほんのちょっとブドウみたいな味がしました。(カイロ団長


ビール(一番搾り)っぽさ№1!
キリンビール「零ICHI」

ノンアル比較3

 本当にビールに近いノンアルを目指してつくられたキリン零ICHI。キリン独自の一番搾り製法にくわえて、人工甘味料と着色料もゼロ。さらに原材料比率を見直すことで、すっきりした後味を実現し、ビールに近いおいしさを徹底的に追求しました。2017年発売、2019年リニューアル。
原材料は麦芽(外国製造)、水あめ、食物繊維、米発酵エキス、ホップ/炭酸、香料、酸味料、調味料(アミノ酸)、乳化剤。

ドライゼロでも感じたビール感。こちらは麦の甘みみたいな味がしっかり感じられて、シャープな方向とは別の感じのビール感でした。苦いというよりまろやかな感じ。泡持ちは長いほうでした。
少し麦茶みたいな甘みがある。(アンドレアス


これはもう、ビールのラムネ割!
アサヒビール「ドライゼロサマーショット」

ノンアル比較

 「ドライゼロ」ブランドの特長であるビールらしい味わいはそのままに、冷涼感を感じられる香料を使用することで、冷たくひんやりとしたのどごしをお楽しみいただけます。発売が8月末までの期間限定品。
食物繊維(仏国製造、国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。

今回の中では一番ビールから遠い、清涼飲料のイメージを受けました。ビールのような苦みがある後にラムネのようなメントール感というかソーダ感というか。「ビールのラムネ割と割り切っちゃえばすっきりしておいしいかも」。なお、氷を入れると甘さが抑えられてビール感が増すので、ジュースっぽさを求めない人はロックがいいかも。(アンドレアス

涼しさを飲んでいる。
何。それ?
と言われそうですが、飲んだ時に正直に思ったことなので書いておきます。ビールとは程遠いけど夏にはこんなのもいいな。(カイロ団長


ライトな味の機能系
キリンビール「カラダFREE」

ノンアル比較6

 お腹まわりの脂肪を減らすノンアルコール・ビールテイスト飲料。10年以上かけて開発した、ビールの原材料でもあるホップから生まれた「熟成ホップエキス」を使用。熟成ホップ由来苦味酸が含まれるので、お腹周りの脂肪(体脂肪)を減らす機能があります。
原材料は難消化性デキストリン(食物繊維)(韓国製造)、熟成ホップエキス、ぶどう糖果糖液糖、大豆たんぱく、米発酵エキス/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)、苦味料。
 
巣ごもりで運動不足となれば体重は増える一方で、ウエストがそろそろやばい。この機能は本当に効いてくれるんだろうか、とは思いつつ売り場で毎回意識してしまうこの子は味わい薄め。軽くて飲んだ後もべたつかない感じが爽やか。ビール代替を期待するとちょっとがっかりもしちゃう、さらっとした感じ。
でも聖獣麒麟が書いてあると、お昼には飲みにくいよね。(アンドレアス