カスクの種類や配合は、ヘッド・ディスティラーしか知らない。
詳細はまったく明かされていない「ブラックアート」シリーズ。
謎めいているからこそ、なんだか気になる、惹かれるもの。


 Rémy Cointreau Japanは、スコットランド アイラ島のシングルモルト・スコッチウイスキー 「ブルックラディ ブラックアート 1994 (Edition 08.1)」12月1日(火)より出荷を開始します。

ブルックラディブラックアート8


 「ブルックラディ ブラックアート」は、ブルックラディ蒸留所のヘッド・ディスティラーが、特別に厳選したキュヴェシリーズです。原酒の組み合わせも、その創造主であるヘッド・ディスティラーのみぞ知る数量限定品であり、どの作品も、熟成庫に眠る全カスクの中から、 極めて特別なカスクをヘッド・ディスティラーが選び出し、ボトリングしています。
今回発売する「ブルックラディ ブラックアート Edition 08.1 (1994)」は、その第8弾となります。

 ヘッド・ディスティラーのアダム・ハネットは、「19世紀以来の伝統的なスチルハウスの蒸留器からこのスピリッツが流れ落ちて、四半世紀が経過した。当時のスチルマンは、これが時を経て ブラックアートと呼ばれる作品の8作目になるとは思いもよらなかったに違いない」と語っています。

アダム・ハネットによる、4作目のブラックアートのポイント
■ブラックアート 生産数量限定シリーズ、第8弾
■1994年ヴィンテージ
■26年熟成
■ノンピート アイラ・シングルモルト・スコッチウイスキー
■カスクの種類:アダム・ハネットのみぞ知る
■アルコール度数45.1% (カスク・ストレングス)
■ノン・チルフィルター、着色料無添加
■全期間アイラ島内で熟成
■世界限定12,000本 シリアルナンバー入り

テイスティングノート
<色>
ヘーゼル、深みのある銅
<香り>
複雑に入り組んだ風味― 挑み、解き明かす喜びがある。
まず感じるのはシトラス、ライムピール、新鮮なオレンジのアロマ。それらがリッチなキャラメルと、ドライアプリコット、パイプタバコ、メープルシロップといったオークを思わせる香りと出会う。さらにオークの削りくず、こんがりと焼いたヘーゼルナッツ、ヴァニラシロップ。
レザーと洋ナシのコンポートが、蜂蜜、アプリコットジャムと共に現れて複雑さが開花する。スピリッツ本来のフローラルさがバラとゼラニウムで露わになり、そよ風に乗った野生のタイムがほのかに漂う。
あえて隠された樽の「前歴」が、スピリッツそのものの繊細な香りを阻むことなく絶妙な調和を生み出している。そのバランスの素晴らしさは衝撃的だ。これこそが、このブラックアート08.1の特徴である。
<味わい>
ブルックラディならではのシトラスの風味、レモンピール。そしてオークの甘さが舌の上で麗しく調和する。そのテクスチャーはまるで温かい蜂蜜のようで、メープルシロップ、クルミ、焦がしたオーク、ウッドスパイスの香りを運ぶ。
ヴァニラ、ドライアプリコット、キャラメル、チョコレートとキャラメルのショートブレッドの繊細な甘さがあふれるように舌に広がる。クリーミーで軽やかなテクスチャーは、非常に柔らかで優しい舌触りながら奥深さに満ち、フィニッシュに近づくにつれて、ブルックラディのDNAともいうべき繊細なDNAの風味が前面に押し寄せる。
<フィニッシュ>
穏やか。スウィートキャラメル、ドライフルーツ、サルタナレーズン、レモン風味のアイシングでコーティングしたケーキ。ヘーゼルナッツ、ミルクチョコレート。その柔らかさは心を落ち着かせる。
<特徴>
このエディションは、ブラックアートシリーズの中で孤高の存在と言える。スタイルはブルックラディのDNAにより近く、樽の影響そのものより、「樽での熟成がいかにスピリッツ本来の風味を際立たせていくか」に重点が置かれている。「重厚/複雑/謎めいた」過去のブラックアートの型にはめるのではなく、コンセプトを探求するために造られた、軽やかなエディションだ。


商品メモ
アルコール分  45.1度
容量      700ml
希望小売価格(本体)
        36,000円