酒造業から撤退したわかさ富士から事業継承をし、2016年に誕生した新しい酒蔵・小浜酒造(福井県小浜市)。事業継承から5年目にして初めての大吟醸仕込みを行いました。

 米・水・酵母の原料が全て福井県産の大吟醸で、青りんごのような爽やかな香りがあり、口に含むとメロンを思わせるほどよい甘みと米の旨味を感じる飲み口が特徴の「大吟醸わかさ」2月22日(月)より発売しました。

大吟醸わかさ4



大吟醸わかさは元々前身であるわかさ富士が造っていたお酒です。
2016年に小浜酒造が「清酒わかさ」のブランドを引き継いで、酒造りの環境が大きく変わりました。酒蔵を山あいの地区に変え、酒造りを50年近く休止していた土蔵を改築し、わかさ富士から受け継いだ道具たちを使って酒造りを一からスタート。新しい杜氏を迎え蔵人、仕込み水、使用する酒米も大きく変わりました。お酒造りは教科書通りに仕込みを行っても、原料や酵母はナマモノなので、狙った味が出せるとは限りません。原料と酒造りの環境が生み出す差「蔵癖」の把握しながら、酒造りの経験とデータを年々と蓄え、2019年には初めて純米吟醸酒の醸造に挑戦しました。
出来上がった酒は飲まれた方からの反応も良く、2020年にいよいよ大吟醸クラスの醸造にチャレンジしました。

今年は仕込み期間中に大寒波が来たこともあり、お酒を醸しているタンクが温度を下がりすぎないように注意深くケアしました。そんな蔵人が真剣に仕込んでいる様子を、見学に来てた地元高校に通う女子高生が感じ取った想いがデザインとなり、伝統を受け継ぎながらもより地域色を高めた「大吟醸わかさ」が誕生しました。
大吟醸わかさの特徴
小浜市産の酒造好適米・山田錦を贅沢に38%まで精米。仕込み水は蔵の前を流れる清流・南川の伏流水を使用しており、酒の特徴を決める酵母には福井県独自開発の「FK-801C」酵母を使い醸造。長期低温発酵で1か月以上管理し爽やかで広がりがありまるで青りんごを思わせるようなフルーティーな香りを持ち、口に含めばメロンのようなほどよい甘みと米の旨味を感じるバランスの良い綺麗な酒に仕上がりました。なるべくそのままの美味しさを伝えたいこともあり、もろみ成分である澱(おり)が沈むのを待ち、澱引きをしたのち無濾過で瓶詰をしています。


大吟醸わかさ2

 今回はラベルデザインまでも福井発であることにこだわりました。ラベル原案は、将来デザインの仕事がしたいという地元・若狭高校の女子生徒が担当。「蒸しあがったお米がまるで宝石のように輝いて見えた」という彼女の思いがデザインに込められています。




大吟醸わかさ3


 いちばんのおすすめは海の幸が豊かな日本海の自然の恵でできたお酒なので、若狭の海産物と合わせて楽しむことです。
冷やして飲む場合は、近海で獲れたレンコダイをおろして酢漬けした「小鯛のささ漬け」がおすすめです。手軽に家飲みで楽しむ場合には、生ハムやカルパッチョ、魚の塩焼きといった素材の味が活かされている食品とペアリングしてみてください。
燗をする場合は30℃程度にして、鯖のぬか漬けである「へしこ」や、醤油ベースの調味たれにつけて魚を干した若狭の家庭の味「醤油干し」といった、味わいの濃いものと相性がいいです。


商品メモ
アルコール分     17%
容量・価格(税込)  720㎖・3,300円
           1,800㎖・6,000円※
販売方法       地元小売店、ネット販売など
販売店直営      オンラインショップ、ハマセ酒店小浜店など
※1,800㎖は3月中旬発売予定


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