”下町のナポレオン”で知られる三和酒類の本格麦焼「いいちこ」から2月9日(火)に発売された焼酎ハイボール缶「いいちこ下町のハイボール GOLDEN BLEND」、うちの冷蔵庫でさらに4カ月弱の追熟を経て、ようやく今日飲んでみました。いっしょに去年9月発売の「いいちこ下町のハイボール」とペアで食卓デビューです。

飲んでみたいいちこハイボール

 「いいちこ下町のハイボール GOLDEN BLEND」は熟成樽貯蔵酒のほのかな甘い香味と、麦焼酎の持つ味わいを絶妙にブレンド。麦焼酎の熟成樽貯蔵酒の甘い香り、味わいをとことん活かした炭酸の割合を追求。隠し味にレモンスピリッツを使って、プロのこだわりの仕上げを再現しています。どんな料理にも合う飲みやすいハイボール、というのが売りです。

麦焼酎の樽熟なのでウイスキーハイボール寄りの味だと思って飲んでみたのですが、それほどクセも特長も尖ったところはないように思います。「いいちこ下町のハイボール」と並べて初めて分かるくらいの薄い琥珀色。なるほど吸光度がうるさかった時代はこのくらいがスタンダードな色づきなのかもしれませんね。

 一方の「いいちこ下町のハイボール」は、ハイボールらしい爽やかさと、のど越しの良さはもちろん、いいちこの柔らかな口当たりやバランスの良い香り。厳選したこだわりの原材料を使い、いいちこと炭酸の割合を追求。隠し味にかぼすスピリッツを使って、プロのこだわりの仕上げを再現しています。
 味・香りもそれほどの差は感じられず、ベースとなる焼酎ハイボールの、スッキリしてて少し梨のようなサッパリした感じの味わいがどちらからも感じられます。脂っこい料理とかのごはん時に飲んでもバッチリいい感じです。強いて言えば比べて飲んだからこそ分かる、「下町のハイボール」の少し青みのある爽やかさ、「GOLDEN BLEND」はほんの少しだけ奥行きと丸みがあるのは、樽由来のごくわずかな甘さ、カラメル感が感じられるような気がするかもしれません。
 ちなみに、どちらからもほんのり乳清っぽい香りがするのは麦焼酎で使う麹のニュアンスでしょうか。和ピリッツ「TUMUGI」に通じるとまで言ったら言い過ぎかな。



飲んでみたいいちこハイボール2

 原材料でみると、「下町のハイボール」は本格麦焼酎(国内製造)、かぼすスピリッツ、炭酸。「GOLDEN BLEND」は本格麦焼酎(国内製造)、レモンスピリッツ、炭酸。どちらも余計なものが入ってない、焼酎と炭酸と柑橘。ほぼ居酒屋、いや、いいちこだとスナックのイメージ?で出てくる焼酎炭酸割りそのままと言っていいほどです。
 製造はどちらもアシードブリュー宇都宮飲料工場。相変わらずいい仕事してます。

 焼酎ダメな人はどっちもダメでしょうが、普通に飲める人ならどちらでも美味しい、ただし明確に好みの差が出るかというとそれほどでもない、そんなロングセラーの予感のするRTDでした。

ただ、ムロツヨシって大分だっけ?神奈川だよね。CMから三和が発信したいイメージが見えにくいかなぁ。


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