RTDの世界で低アルコールからさらに低アルコールへといろいろな商品が続々登場しています。チューハイ系だけかと思ったら次はコレ!アサヒビールが缶ハイボール「ハイボリー」のブランドで、アルコール分3%のお酒と、アルコール分0.5%の炭酸飲料を9月28日(火)から発売しました。近所の店では見かけなかったのですが、知り合いからいただいたものでそれで【飲んでみた】です。
それでは杯を高く掲げて、スランジバー!
まずは0.5%の“微アル”「ハイボリー」から。グラスに注いだ液色は明るいオレンジ色から麦わら色くらいの発色の良さ。香りもしっかりと、逆に「0.5%なのに?」と思うくらいのピート香やスモーキーさがあります。焚き木の煙の、ちょっと酸っぱさも感じられるような、と言ったらいいでしょうか。味からも、オレンジやアプリコットのような酸味が感じられたりして、よくできていると思います。もう全然酔わないだけ。製造所が「えひめ飲料」(神奈川県厚木市)になっていますが、それゆえのオレンジ感ではないですよね?最近の調味技術ってすげーやと思います。
欄外には「カクテルテイスト飲料」と書いてあるので、「アサヒ ゼロカク」と同じ分類にしているのかな。
栄養成分表示は(100㎖あたり)エネルギー8kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物1.3g、糖質1.3g、食物繊維0g、食塩相当量0.01g。
3%の低アル「ハイボリー」は、グラスに注いだ液色は微アルのものとほぼ同程度。香りもあまり変わらないような気がしますが、狭い室内で両方開けているので、微差だと気が付かないだけかもしれません。ほんの少しだけ、揮発臭がする分アルコール飲料であることを思い出させます。味は、(当たり前ですが)0.5%よりは濃いピート香があり、果物の感じがより強く華やかに感じられました。軽く飲めて口の中に残らず後口もいい、何か食べながらチョイ飲みだと万能なような気がします。
原材料はウイスキー(国内製造)、食物繊維、食塩、糖類/炭酸、香料、カラメル色素、酸味料、塩化カリウム。
栄養成分表示(100㎖あたり)はエネルギー23kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物2.4g、糖質0.3g、食物繊維2.1g、食塩相当量0.01g。
0.5%ハイボリーの、ウイスキーより先に糖類が来るのは「そりゃそうか」とは思いつつも飲み込みかねるところ。3%ハイボリーの原料ウイスキーが国内製造だけというのは少し驚き。ヘビーピート原酒っていうけど、ちょっとでも「余市」が入っているってことなのかな?門司工場でそれっぽいものつくってたりしないかな。
2つとも飲んでみて、ウイスキー的こだわりを持たなければ飲み口良くて後口もすっきり。香りもあるけど味の邪魔をしない程度と、食事中だったり食後のゆっくりタイムだったり、あるいはゴクゴク飲みたいときにも行けそうな万能感があると思いました。「度数の低いハイボールはまだ無いので、未開拓市場」というアサヒビールの分析もうなずけるところ。ただ、全く新しい商品かというとそんな感じは無くて、「ずっと昔、先輩に飲みにつれてかれて、新人はみんなに水割りをつくって渡すもんだと言われて作ってた時の、しばらく忘れててすっかり氷の溶けたうっすーーーい水割りを飲んだ時と同じ味。」と思いました。宴会でウイスキー水割り飲んだ経験がある人なら、最後の方で飲んだことのある味よこれ。
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