今やもうすっかり家飲みのプロという人は多いと思いますが、ウチで飲むお酒って外飲みとはちょっと求めるものが違うような気がしませんか。家のおかずが外食よりも味付けが薄めなせいなのか、毎日飲んでるせいなのか、お酒もガツンと強いものよりも、刺激がそれほど強くなくてスッキリサッパリした味でほろ酔い程度で抑えられるものが丁度よくなってるんですが、他の人はどうなんでしょうか。
 
 それプラス運動不足を気にしたローカロリー志向あたりが最近のRTDのトレンドだそうで、そんな欲求をうまくすくいあげたキリンビールのRTD「氷結 無糖レモン」が大ヒットとなっているんだそうです。そこで、先日の10月8日(金)にオンラインで行われた「キリン氷結 無糖レモン リニューアル発表会」に一般メディアのていで参加してきましたのでリポートします。

オフィシャル素材 (5)
 
 「キリン氷結 無糖レモン」は今年8月下旬にリニューアル発売して、キリンRTD最速で最高売上げ1.5億本(250㎖換算)に到達したビッグヒット商品。RTDカテゴリー自体が酒類市場で勢いがあるなかで、ニーズの変化をうまく捉え、「コロナ禍における変化」(食事の時間を楽しみたい、健康意識が高まり心と身体を気遣いたい)、「酒税法改正による変化」(ビールの代わりでなくRTDが好き、だけど甘さはいらない、果実感は欲しい)に対応したことが成功の理由だと考えられています。

 マーケティング部の鈴木郁真マネージャーは「今年初めの計画では466万ケースを目標にしていたのが、途中から倍近い880万ケースに計画を修正。それも達成見込みで、今回のリニューアルをきっかけに1,000万ケースブランドを目指します」と話していました。
 
 リニューアルのポイントである「スッキリ感はそのままに、よりレモンひきたつおいしさに」については商品開発研究所の小山裕之さんが「澄みきったレモン感はより強く感じられるようにしつつ、香りや味が残りすぎると食事の邪魔をしてしまうので、そのバランスの良さに気を付けた。甘くないと薄いと感じられることがあるので、酸味、塩味、うまみをちょうどよくなるよう工夫した」など説明。
 
 鈴木マネージャーは「無糖=味気なさそう、というイメージを、無糖=おいしそう、変えていきさらに多くのお客様にご満足いただくために、最も支持されている『氷結 無糖レモン』らしいおいしさを、より強く伝達していきます」と話していました。

 続いて、料理研究家のコウケンテツさんによる「食べ合わせトークセッション」が行われ、「氷結 無糖レモン」をより楽しむため、「デイリーに飲めるよう、簡単に作れるものにした」というレシピ2つを紹介しました。


オイルサーディンとねぎの梅あえ
 「オイルサーディンとねぎの梅あえ」はオイルサーディン缶1/2を、オイルを切って斜め薄切りにしたねぎを適量添え、種を取って叩いた梅干し1個とおろししょうがと皿に盛り、醤油を適量かけていただく。
 
 「オイルサーディンの産地である仏ブルターニュに行ったとき、微発泡のスパークリングワインがよく飲まれていたところから考えました。梅やしょうがともよく合い、別々でも混ぜてもおいしい」(コウケンテツさん)。

タラのトマト蒸し煮
 「タラのトマト蒸し煮」はフライパンにオリーブオイル大さじ3ほど入れて熱し、玉ねぎ1/2とにんにく1かけを薄切りにしたものをじっくり炒める。トマトペースト大さじ1を加えてさらに炒める。甘塩タラ2切れを半分に切って並べ、トマト2個分を1㎝幅にスライスして乗せ、塩、粉唐辛子を適宜散らして、蓋をして中火で5~6分蒸し煮にする。塩、あらびき黒胡椒で味をととのえ器に盛って、イタリアンパセリを散らしてパンを添える。
 
 「これから寒くなるとタラが美味しい時期になります。鍋だけではなくてトマトとの相性も抜群です。『氷結 無糖レモン』はトマトの酸味ともよい相性です」(同)。
 ほかにも揚げ物や季節の野菜との相性もよさそうと言い、根菜のチップスやおひたしなどもお奨めしていました。

食べ合わせカット(2)

 余談ですが、発表会の資料として「氷結 無糖レモン4%」、「同7%」とともに明治屋「おいしい缶詰-日本近海育ちのオイルサーディン」を2つ頂いたので、1つは紹介メニュー用として、もう一つは銀座の「ロックフィッシュ」というバーで食べた「オイルサーディン山椒焼き」に挑戦してみました(写真撮るの忘れました・・・)。オイルサーディンの油を切って酒と醤油を垂らして胡椒と山椒の実を乗せて、缶のままコンロで、弱火で火を入れるというもの。これも最高に「氷結 無糖レモン」に合いました!てか、けっこう万能に何でも合うよねって感じ。難しいこと考えずに食べて飲むのが一番いいかも!と思いました。