昨年はフクロウが寝落ちしかけていたようですが、今年は熊もつられて寝てしまうようです。
薩摩酒造は11月4日(木)から、芋焼酎を22年超の長期樽熟成させた本格焼酎ベースのリキュール「SLEEPY BEAR(スリーピー ベア)」を数量限定販売します。樽熟成の魅力を最大限に楽しめる、いっさい加水せずに仕上げた「SLEEPYシリーズ」の第二弾になります。
「スリーピーベア」は22年間ホワイトオーク樽の中でじっくり熟成させた、本格芋焼酎をベースとした極上のリキュール。樽貯蔵により色づいた深い琥珀色が特長で、原料にはサツマイモを使用しているため、芋焼酎らしいサツマイモ由来の甘みに樽熟成の芳醇なバニラ香が加わり、奥行きのある濃厚な甘い味わいを贅沢に堪能できます。
ラベルデザインは「熊を ”より深い” 冬の眠りに誘うようなリラックスする癒やしの時間をもたらすお酒」がコンセプト。熊がお腹の下に抱える中には、薩摩酒造の樽貯蔵庫に眠るお宝の原酒が隠されていることをイメージしています。
これがなぜ焼酎ではなくリキュールなのか。「樽貯蔵により色づいた深い琥珀色が特長」というところがポイントなのですが、詳細は過去記事「知られているようで意外と知られていない、焼酎の『光量規制』をご覧いただければと思います。このせいで、本来いらない食物繊維とか入れてリキュールにしちゃっているのです。ただこれも、来年には多少の動きがあるようですけどね。
薩摩酒造さんの説明
蒸留酒を樽で貯蔵させるには、ゆっくりと熟成が進む、夏でも涼しい寒冷地で行うことが一般的です。南国、鹿児島県枕崎市に位置する薩摩酒造は、昭和63年の『神の河』発売以来、本格焼酎を樽熟成したワンランク上の焼酎造りに取り組んできました。真夏の枕崎は、樽貯蔵庫内の温度が40度を超える日もあり、熟成のスピードが速く、樽からの揮発量も多いことから、樽の風味が力強く残る原酒が出来やすいと言われています。そんな南薩摩の海風そよぐ海岸沿いに佇む貯蔵庫には、素材や形状の異なる様々な樽が数万樽以上眠っており、なかには、数十年以上にわたり眠り続ける "お宝" といえる原酒も存在します。薩摩酒造では、そんな樽貯蔵庫に眠る原酒本来の魅力を最大限に楽しめる「SLEEPYシリーズ」を2020年より展開しています。
ウイスキーで言うところの「天使の分け前」ですね。カバランウイスキーが高く評価されているのも、この揮発量の多さから熟成が早く進んで美味しいものができるというものなので、熟成効果については世界的にも高く評価されている言っていいと思います。
ところで、ウイスキー熟成庫には天使が住んでて、ワイン熟成庫には悪魔(ちょっと前の記事ですが、【数量限定】『カッシェロ・デル・ディアブロ クール・エディション』2品を発売参照)がいたりしますが、焼酎蔵で揮発した分は誰が飲むでしょう?顔真っ赤にしたちっさなおじさんとか?誰かキャラクター化しません?
コメント