酒造好適米の「祝(いわい)」は、1933(昭和8)年に京都で育種され、優れた香味のお酒が造れる酒米であると期待を集めていましたが、戦後は食糧増産のため収量が少ない「祝」は栽培されなくなりました。
その後、1955(昭和30)年に一度復活したものの、稲の背丈が高く倒れやすかったことなどから、1974(昭和49)年以降、姿を消していました。
その後、1955(昭和30)年に一度復活したものの、稲の背丈が高く倒れやすかったことなどから、1974(昭和49)年以降、姿を消していました。
しかしながら、優れた香味が醸し出せる酒米としてのポテンシャルや、「祝」というおめでたいネーミング、また、京都の米で京都の酒を造りたいという京都・伏見の酒造家の期待の高まりを受け、1988(昭和63)年から、「祝」の栽培試験や栽培法の改良が始まりました。1992(平成4)年には、「祝」を原料に用いた酒造りが行われ、復活を成し遂げました。
月桂冠は、京都府産の酒造好適米「祝」を100%使用して醸した大吟醸原酒「祝米大吟醸原酒」を期間限定で発売します。
年末年始は普段より良いお酒を少しだけ飲んでみたいという方に向けて、新年にふさわしくおめでたいネーミングの祝米を贅沢に使用して丁寧に醸造した大吟醸の原酒を商品化しました。
パッケージは、高級感のある黒色のびんを使用。紅白のラベルの背景に「祝」の文字を大きく表記することで華やかさを演出、「京都府産米 <祝>100%使用」の文字を添えています。さらに、金色と赤色の飾り扇子を模し、「寿」の文字を記した首掛けを付け、新春らしさを表現しており、食膳に華やかさを添えることができます。
商品メモ
酒質 大吟醸原酒
アルコール分 17.5度
テイスト 甘辛=やや辛口、濃淡=普通
容量・容器 300mL びん参考小売価格 500円(消費税別)
販売期間 2021年11月4日(木)~2021年12月末
販売地域 全国
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