すごく話題になっている、サントリーの自由なビール「ビアボール」をちょこっと【飲んでみた】ので、いろいろ私見を織り交ぜてご紹介します。
ビアボール商品画像

なぜ試飲レビューできるかというと、別に業界とのつながりがなくても、ポップアップストア(下北沢「ミカン下北」/渋谷「b8ta Tokyo Shibuya」)を開設して試飲体験を行っているからです。
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行ったのは「b8ta(ベータ) Tokyo Shibuya」で、無料の体験型ストアです。宮益坂から下りて行ったら、窓のところにがっつり並べられていました。入店すると右側にカウンターがあって、暖簾なんか出ています。
ビアボール5s
試飲するには「b8ta Tokyo」さんのアプリが必要になりますが、生年月日のみ必須で性別も男女その他の3項目あり、メールアドレス入力とか任意。名前を入れる必要もない超ライトな登録スタイルでした。
それが終わるといよいよ試飲。推奨のアルコール4%スタイルで1杯だけ提供してくれます。
ビアボール4s
飲んでみた感想ですが、これをビールというには議論を呼びそう。レギュレーションはビールの範疇だけど似て非なるものというのが正直なところです。泡立ちは注ぎたてのときにこそありますが、泡持ちは悪く、すぐに普通の炭酸飲料程度に落ち着きます。飲んでみると、ホップの香りがあり、苦みの中に穀物の甘さもあって飲みごたえがあり、後口もすっきり。新ジャンルや発泡酒にあるような、妙な酸味やわざとらしい麦を焦がした風味とかは感じられません。ビールだと思わなければそれなりに美味しい、新しい炭酸ドリンクだと思いました。
味を強いて言うなら、宴会終わりにぬるくなってしまったビールに、麦茶の濃縮ポーションを1dash入れて強炭酸でシュワシュワを復活させました、みたいなというのが正直な感想です。貶してるわけじゃないんですけど、伝わります?
伝わらないだろうと思うので、実際に試飲してみることをお勧めします

●「ミカン下北」:東京都世田谷区北沢2-11-15ほか
6月21日(火)、7月1日(金)16:00~20:00/6月24日(土)、25日(日)、7月2日(土)11:00~18:00。


●b8ta Tokyo Shibuya:東京都渋谷区渋谷1丁目14番11号小林ビル1階
6月21日(火)~7月31日(日)11:00~19:30 不定休 *b8ta Tokyo Shibuya の営業時間に準ずる。


●心斎橋BIGSTEP:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-14 LOVELESS前
6月21日(火)~7月18日(月・祝) 平日 17:00~21:00土日祝 11:00~21:00。




他でたくさん書いてあるので後回しにしましたが、「ビアボール」の商品概要です。
 サントリービールの「ビアボール」は日本初の炭酸水でつくる自由なビール。アルコール16%あって、炭酸で好みの濃さに“割って”飲む、全く新しい発想の商品です。氷を入れ炭酸水でつくってもしっかりと感じられるビールのおいしさと、時間が経過しても崩れない味わいと香りのバランスが特長です。麦芽本来のうまみと深いコク、フルーティで爽やかな醸造香を、自分好みの濃さで楽しめる商品です。

ちなみに
酒税法上ではビールの規定はアルコール度数20%未満なので、カテゴリーはビールになります。

おすすめのつくり方は、グラス、氷、冷やした「ビアボール」と炭酸水を用意。氷をグラスいっぱいに入れて、炭酸水、「ビアボール」の順にインして、最後にマドラーなどで軽く1回混ぜたら完成。基本的に「角ハイボール」と同じ感じです。
割り方としては、炭酸水3:「ビアボール」1がアルコール分4%になって一般的なビールに一番近いですが、1:1でAlc8%の濃いバージョン、1:7でAlc2%の薄いバージョン、割らないAlc16%のストレートも紹介しています。
ビアボール6s
容器形態はすべて瓶。7月5日(火)から業務用中瓶を一部料飲店で数量限定で先行販売。業務用での全国展開は10月4日(火)から、家庭用小瓶は11月15日(火)からです。

商品メモ
「ビアボール」
業務用中瓶 500㎖ 862円 アルコール分16%
家庭用小瓶 334㎖ 698円 アルコール分16%

アンドレさんの穿った見方
不味くは無いんだけどビールとは言えないような…。それは例えばスポーツドリンクやフレーバーウォーターを始めて飲んだ時のような、落としどころがわかんない感じでした。これ飲むんならビール飲めばいいじゃん、っているのが素直な感想です。居酒屋行ってもわざわざ頼まないかな、と。
でもあのクレバーなサントリーがそんな感じの商品を大々的に出してくるか??というところでハタと思ったのですが、これって本当の武器は価格訴求なんじゃないのかということです。
業務用中瓶が500㎖で862円。推奨のAlc4%だと炭酸水はその3倍の1.5ℓ、200円くらいでしょうか。あわせて1,062円で2ℓのビールができます。これだと今あるビールより高くつきますが、キモは“氷を入れる”というところです。提供は480㎖ジョッキですが、氷を入れることで実際の入り数は200㎖という想定らしいのです。つまり、実際の内容量とかこの際関係なく見た目で言って、新ジャンルとかじゃなくて、「ビール」で【ジョッキ1杯100円】!!!が実現できてしまうのです。
絶対ここを狙ってるんだと思うのですが、違いますかね。

ほすと


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