たまにはワインということで、ロワールの赤「アントワンヌ・サンゼイ ソーミュール・シャンピニー ラ・エイ・ダンピエール2017」というのを【飲んでみた】ので記しておきます。
普段の夕飯だったのでハムカツとかオニオンフライとかの揚げ物系とマカロニサラダ、麻竹の和え物なんかと一緒に頂きました。

アントワンヌ・サンゼイ

 撮り忘れてるけど色は鮮やかなガーネット色で少し濃いめ。ミントかなんかのスッとしたハーブの香りがあって、飲んでみるとしっかりしたラズベリー、ブルーベリー、ストロベリーの甘酸っぱさと果肉の感じ、少しピーマンのような青みがありました。舌触りがやわらかく、それでいてしっかりした骨格があってバランスが取れた良いワインでした。

 飲んだのが先で勉強は後から。
この生産者は2002年からワイン造りを始め期待の大型新人と言われている人ですが、ぶどう栽培自体は1880年代から。隣がクロ・ルジャール、反対隣りがドメーヌ・デ・ロッシュ・ヌーヴとスター生産者に囲まれた畑を所有していて、子供のころからの付き合いだった2人の手助けで、協同組合への売却から徐々に自家醸造に切り替えていったんだそうです。
 
 「ポワイユは真南を向く区画。ソーミュール・シャンピ ニーで最も気温が高くなる。表土は赤く、鉄分を少 し含む粘土と砂の混合土壌。年間を通して風が吹 くのでカビも少ない特殊な畑。樹齢 50 年」(輸入会社テラ・ヴェールのHPより)。

 ぶどう品種はカベルネフラン。「2013年初ヴィンテージ。北向き斜面の樹齢45年の畑で砂質が多く出ている。盆地状になっていて暖かい。100%除梗してコンクリートタンクで発酵。最低限のルモンタージュのみで果皮を動かさないで21日間マセラシオン。その後、ウッフ型セメントタンクと古バリックで9ヶ月熟成。引き締まった肉質で比較的ドライな味わいが特徴。」となっていました。
 すべてビオディナミ、50%は全房発酵、酵母は野生酵母のみ。