
イオンは2010年6月、新ジャンル「トップバリュ バーリアル」を発売しました。
それ以降もリニューアルを重ね、2018年度からは国内製造に切り替えるなど常に安定した品質で提供してきました。
発売開始から14年目の今年、バーリアルは新たに発泡酒の「バーリアルグラン」として生まれ変わりました。
全国の「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など、グループ約1万店舗で3月16日(木)に、東北産の希少ホップ「IBUKI」を使用した発泡酒、「トップバリュベストプライス バーリアルグラン」を新発売しました。
全国の「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など、グループ約1万店舗で3月16日(木)に、東北産の希少ホップ「IBUKI」を使用した発泡酒、「トップバリュベストプライス バーリアルグラン」を新発売しました。
同商品は、毎日飲んでも飽きないクリアな味わいと香りにこだわった発泡酒です。東北産の希少ホップ「IBUKI」を含む、複数のホップをブレンドし、開けた瞬間華やかなフローラルの香りが穏やかに広がります。
【ラインナップ】
「トップバリュべストプライス バーリアルグラン」(ALC 5%)
ー飲み飽きないベーシックな味わいー
「トップバリュべストプライス バーリアルグラン リッチテイスト」(ALC 6%)
ー上品な香りとコクのある味わいー
「トップバリュべストプライス バーリアルグラン 糖質50%オフ」(ALC 4%)
ースッキリ軽快な味わいー
※バーリアルグランと比べ糖質50%オフ
商品メモ
商品メモ
品目 発泡酒
発売日 2023年3月16日(木)
発売日 2023年3月16日(木)
展開 全国の「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など約1万店舗
(一部取り扱いのない店舗があります)
(一部取り扱いのない店舗があります)
web https://www.topvalu.net/bp-barrealgrand/
あんどれの想像
「バーリアル」から「バーリアルグラン」。新ジャンルから発泡酒に変わることで本体価格78円から108円へ、30円もの値上げとなります。
値上げの理由は?「2023年10月に新ジャンルが増税されるから」「新ジャンルから発泡酒に格上げしたから」といろんなところで書かれていますが、もう少し深く考えてみました。
本当の理由は何かというと、「2026年まで戦略のうちに入っているから」。絶対コレに間違いありません。
「まず30円がおかしい」。今回の新ジャンル増税は350ml当たり37.8円が46.99円になります。増税幅は9.19円。それなのに、素直に78円から9円上げて87円にしなかったのはなぜか。
理由の一つとして、前回の増税時に値上げしていないということがあります。2020年10月に1度目の新ジャンル増税があり、新ジャンルは28円から37.8円に9.8円増税されているのですが、各メーカーは値上げしているのにイオンは価格を据え置きました。なので今回の増税では実質18.99円のコストアップ。これはさすがに吸収するのは厳しかったんじゃないでしょうか。
でも、”生活者を応援する”という理由で、素直に増税値上げに応じないことが多いイオン。今回もまずは「コスト削減で対応する」としていました。しかし、昨今の大麦価格やホップ価格の上昇、物流費の上昇などはとても吸収しきれるもんじゃありません。イオンはよくても製造元のキリンが音を上げそうになったんじゃないでしょうか。
キリンを手放したくはないので”値上げは不可避”となったとして、素直に増税に対応したと言わないところもイオンらしさ。「政府の増税要請に応じたんじゃない。お客様に美味しいものをお届けするために新ジャンルから発泡酒に切り替える」という理屈を考え付いたんじゃないでしょうか。どうせほっておいても新ジャンルというカテゴリーはなくなって発泡酒カテゴリーに統合されちゃうし、このタイミングなら増税じゃなく価格を上げてキリンも黙らせることができると考えたとしてもおかしくはありません。
じゃあ最初に書いた「2026年戦略」とは何か。2026年10月には3回目の税制改正があって発泡酒(&新ジャンル)は7.26円増税、ビールは9.1円減税で3種類とも54.25円の「発泡性酒類」で一本化されることへの対応です。
普通であれば2026年10月に発泡酒と新ジャンルはまた値上げされますが、イオンは「値上げしません」とやるはずです。だって「消費者の味方で納得のいかない増税はうちが吸収しちゃう」っていうポリシーを表明しているから。値上げしませんって打ち出せば多くの人は「さすがイオンは消費者の味方」と思って買ってくれるから。
でもよくかんがえてみましょう。もともと28円/350mlが54.25円/350mlということは、増税額は26.25円なんです。つまり3.75円分の値上げはすでに完了しているということなんです。
「2026年戦略」でイオンが得られるもの。それは「消費者様のために税金にもNO!を言うイオン」、「2020年、2026年と2回にわたって、他が値上げしたのに価格を据え置いたイオン」、「新ジャンルから発泡酒に変わって味が良くなったバーリアルを売ってるイオン」、「安い材料費でも高級なIBUKIホップを使えよ、とキリンに命令できるイオン」、「でも実質値上げしてて利益率はしっかり上げちゃうイオン」。めちゃめちゃいいとこ取りじゃないですか、コレ。
ここまで長文読んでくれた方ありがとうございます。でもこれは全部裏トリのない妄想レベルの話ですからね。勘違いなさらぬようにお願いしますね。

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「バーリアル」から「バーリアルグラン」。新ジャンルから発泡酒に変わることで本体価格78円から108円へ、30円もの値上げとなります。
値上げの理由は?「2023年10月に新ジャンルが増税されるから」「新ジャンルから発泡酒に格上げしたから」といろんなところで書かれていますが、もう少し深く考えてみました。
本当の理由は何かというと、「2026年まで戦略のうちに入っているから」。絶対コレに間違いありません。
「まず30円がおかしい」。今回の新ジャンル増税は350ml当たり37.8円が46.99円になります。増税幅は9.19円。それなのに、素直に78円から9円上げて87円にしなかったのはなぜか。
理由の一つとして、前回の増税時に値上げしていないということがあります。2020年10月に1度目の新ジャンル増税があり、新ジャンルは28円から37.8円に9.8円増税されているのですが、各メーカーは値上げしているのにイオンは価格を据え置きました。なので今回の増税では実質18.99円のコストアップ。これはさすがに吸収するのは厳しかったんじゃないでしょうか。
でも、”生活者を応援する”という理由で、素直に増税値上げに応じないことが多いイオン。今回もまずは「コスト削減で対応する」としていました。しかし、昨今の大麦価格やホップ価格の上昇、物流費の上昇などはとても吸収しきれるもんじゃありません。イオンはよくても製造元のキリンが音を上げそうになったんじゃないでしょうか。
キリンを手放したくはないので”値上げは不可避”となったとして、素直に増税に対応したと言わないところもイオンらしさ。「政府の増税要請に応じたんじゃない。お客様に美味しいものをお届けするために新ジャンルから発泡酒に切り替える」という理屈を考え付いたんじゃないでしょうか。どうせほっておいても新ジャンルというカテゴリーはなくなって発泡酒カテゴリーに統合されちゃうし、このタイミングなら増税じゃなく価格を上げてキリンも黙らせることができると考えたとしてもおかしくはありません。
じゃあ最初に書いた「2026年戦略」とは何か。2026年10月には3回目の税制改正があって発泡酒(&新ジャンル)は7.26円増税、ビールは9.1円減税で3種類とも54.25円の「発泡性酒類」で一本化されることへの対応です。
普通であれば2026年10月に発泡酒と新ジャンルはまた値上げされますが、イオンは「値上げしません」とやるはずです。だって「消費者の味方で納得のいかない増税はうちが吸収しちゃう」っていうポリシーを表明しているから。値上げしませんって打ち出せば多くの人は「さすがイオンは消費者の味方」と思って買ってくれるから。
でもよくかんがえてみましょう。もともと28円/350mlが54.25円/350mlということは、増税額は26.25円なんです。つまり3.75円分の値上げはすでに完了しているということなんです。
「2026年戦略」でイオンが得られるもの。それは「消費者様のために税金にもNO!を言うイオン」、「2020年、2026年と2回にわたって、他が値上げしたのに価格を据え置いたイオン」、「新ジャンルから発泡酒に変わって味が良くなったバーリアルを売ってるイオン」、「安い材料費でも高級なIBUKIホップを使えよ、とキリンに命令できるイオン」、「でも実質値上げしてて利益率はしっかり上げちゃうイオン」。めちゃめちゃいいとこ取りじゃないですか、コレ。
ここまで長文読んでくれた方ありがとうございます。でもこれは全部裏トリのない妄想レベルの話ですからね。勘違いなさらぬようにお願いしますね。

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