
アサヒビールが3月22日(水)から東北6県限定でRTD「GINON(ジノン)」を発売しました。アサヒビールのRTD新戦略第1弾。amazonやYahooショッピングなどには流さないという触れ込みなのでなかなかに入手困難なのですが、たまたま「グレープフルーツ味」だけ手に入れることができました。さっそく【飲んでみた】のでご紹介します。

香りは開缶時からスッキリ爽快な柑橘感、カクテルで使う果皮をひねったピールのような使われ方です。
「アサヒ GINON(ジノン)」は、甘くないものを好む大人向けの“大人の気分にじっくり浸り、心が満たされる”ジンベースの無糖柑橘サワーです。レモンピールやレモングラスなどの柑橘の果皮を漬け込んで蒸留し、香味づけをしたアサヒビール特製のジンを使用することで、果実由来の爽やかな風味を引き立たせ、レモンやグレープフルーツ本来のおいしさを楽しめます。パッケージはシルバーをベースに柑橘のイラストとジンのボトルをイメージしたシルエットを描き、落ち着いた大人の世界観を演出しています。「特製ジン×無糖」「素材本来のおいしさ」の文字を記載し、商品特長を分かりやすく訴求しています。(アサヒビール 3月10日ニュースリリース)
液色は透明。かと思ったらあとのほうは少し濁ってきたので、缶を開ける前にひと回ししておいた方がいいと思います。果汁3%は伊達じゃないですね。

味は、グレープフルーツの皮の苦みがしっかりある一方、甘みはほんのりとしか感じられません。それもそのはず、糖分は不使用です。この甘さはたぶん果汁由来なのでしょう。グレープフルーツ果汁を使うと、果汁分を強調したくなるのか甘みも強いことが多いように思いますが、これはそんなこともなく後味スッキリです。
製法を見ると、果皮は漬け込んで蒸留というからSteeping(浸漬法)。浸漬法は果皮をしっかりと漬け込むため香りがしっかりと抽出できるので、香りをしっかり採りつつ甘みを抑えられるようになっているのかもしれません。果皮の苦みがジンのジュニパーベリーなどの青みと調和がとれて、”いいかんじ”の苦みになっています。

アルコール度数7%と強めなはずなのに飲みやすい。食事と一緒でも、ゆっくりと飲んでも1缶で十分満足できるので、コスパも良いのかもしれません。
アサヒビールでは今年、RTD戦略の大転換を図っています。これまでのような全国市場で正面突破ではなく地方から順に勝ち上がっていく、戦国武将とか地方アイドルの全国展開とか、そんなイメージの商品展開で、この後も4月11日(火)から九州限定で「アサヒ グレフルマニア」、6月6日(火)から中国・四国エリアで「アサヒ まろハイ レモンチューハイ」、7月19日(火)から東海・北陸エリアで「アサヒ 横丁ダルマサワー」と発売していきます。さらに、来年には「スーパードライ」で人気の「ジョッキ缶」を使ったRTDも発売するそうで、これからもなるべくゲットして紹介していきたいと思います。

にほんブログ村
コメント