ヱビスビールの新しい青いやつ、「ヱビス ニューオリジン」を【飲んでみた】のでご紹介します。 
新しい、とはいっても発売は2月21日だから結構それなりに前の話でした。缶が先行で期間限定、3月14日(火)からは500㎖瓶、および「YEBISU BAR」、「TAPS BY YEBISU」、恵比寿エリアで開催予定の「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」参加店では20ℓ樽を数量限定で展開しているのでまだまだ楽しめるはずです。


さけにゅー「飲んでみた ヱビスニューオリジン」注ぎ500


 飲んだ感想は、一言で言うと上品でおとなしめ。誰もが高級感を感じるビールなので一度飲んでみることをお勧めします。ただ、強く惹かれるか・今の定番を変えるほどか、と言われるとそうでもない、そんな感じでした。

 “金ヱビス”と比べるとモルト感が濃く感じられる分だけ苦味が弱まり、バランスはとれているけれど少しやさしくなったように思いました。
その一方でホップの使い方は、今の流行りでもありニューオリジンの肝でもあるので、存在感をほんの少し強めに見せたような、そんなかんじでした。

価格はたしか税込み291円。金ヱビスより20円くらい高めの、“プレミアムの中でもプレミアム”な価格設定でした。

さけにゅー「飲んでみた ヱビスニューオリジン」缶背面450

かってな想像だけれども、「『丸くなるな星のように尖れよ、でも尖りすぎるなよ』とか言われて、合格点の範囲内で何か人と違うところを出していかないとならないので一所懸命考えた結果、平均点のちょっと上で丸くまとまった優等生」みたいな印象でした。次世代のヱビスの定番と考えればこれが正解のひとつなのかもしれないですけどね。でも、優等生ってとんでもなく飛びぬけてないと結局は埋もれちゃうから、どうかなあ。

「ヱビス ニューオリジン」は「ヱビス」ブランド内の新ライン“CREATIVE BREW”の第1弾商品。
CREATIVE BREWは、「つくろう、驚きを、何度でも。」を合言葉に掲げ、ヱビスで100年培ってきた技術と知見を活かしながらこれまでのビールの概念にとらわれない新たなビールのおいしさや楽しさに挑戦していくヱビスブランドの新ラインです。

「ニューオリジン」は若手醸造家が過去100年以上に亘るヱビスの歴史を改めて紐解き、1890年のヱビスビール発売当時に使用されていたと思われるドイツ・テトナング産ホップ「テトナンガー」の新たな魅力を引き出しています。

苦みや香り付けをするために複数回に分けてホップを添加する伝統的な製法を用いる一方で、華やかな香りをより引き出すために現代の設備を駆使した製法を採用。当時の設備では引き出せなかったであろう伝統あるホップの高貴で洗練された苦味と香りが楽しめます。

さけにゅー「飲んでみた ヱビスニューオリジン」成分400

商品開発を担うのは、2023年末開業予定の「YEBISU BREWERY TOKYO」で醸造を担当する若手ブリューマスターの有友亮太さん。北海道工場でビール醸造を担当後、酒類技術研究所で酵母を研究し、ドイツ留学でBrewmaster(ブリューマスター。ドイツ語風にブラウマイスターって言わないのはもしかして商標取られてる?)資格を取得。現在はヱビスブランドの中味開発を担当していて、昨年発売した「ヱビス ホップテロワール」の開発も行っています。

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