3、4月はビール、RTD界隈で今年の流れを左右するような大型新商品が目白押しでレビューが追い付かない!泣き言を言いつつ1つ1つ消化していきたいと思います。

まずはサッポロビールのRTD新商品
「ニッポンのシン・レモンサワー」【飲んでみた】です。

シンレモンサワー正面500

 グラスに注ぐと少しにごり系。香りは刺激を感じない程度の強さで、でもレモンの香りはしっかりと感じ取れます。

まずは一口。レモンの酸味がしっかりと感じられますが、果糖的な甘さがしっかりと酸を支えるために過度の酸っぱさとはならず、どんどん飲み進めることができて満足感に繋がる感じがします。酸っぱい、けどそれほど酸っぱくない?でも思い出すと口に唾がたまる、そんな感じで絶妙な酸味と甘みのバランスと言えるでしょう。

シンレモンサワーグラスB450

2口目、3口目と進めるほど、レモンの酸味だけではない旨みのようなものを感じてすごくおいしい、お勧めできるレモンサワーだと思いました。
アルコール分5%で飲みごたえもちょうどいい感じです。

サッポロビールでは、消費者はレモンサワー市場において商品が出すぎでどれを買っていいかわからず悩んでいる、だから2022年のレモンサワー市場はちょっと停滞した、と分析しているようです。

「ニッポンのシン・レモンサワー」はそんなストレイシープな消費者に“これを選んどけば安心”なテッパン商品として提案。だからTVCMで松重豊さんが羊ヘッドで「うめぇー」と言っているわけです。

シンレモンサワー成分400

 味の開発にはレモン果汁市場で8割以上のシェアを握るグループ会社のポッカサッポロフード&ビバレッジ社と協働開発。オリジナル開発の「セミクリア果汁」、「レモンピューレ」を使用することで、本物のレモン以上のジューシーさで飲み飽きないおいしさを実現しています。「レモン・ザ・リッチ」の時にも同社開発の果汁ピューレを使用していましたが、今回は協働開発ということで一歩前進。ポッカサッポロ社のレモンのプロ「レモンマイスター」の知見を得ているので、これ以上ない極上のレモン感が表現されています。

難点を言えば商品名の出オチ感。コラボでもないのに今“シン”を使っちゃうと今だけの流行りもん商品感が出すぎじゃありません?エヴァ、ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーと来てるし、アマプラとかもありそうだし、しばらくは“シン”という言葉は陳腐化しないかもしれないけれど、その響きの新鮮さが5年後まで残っているかを想定した名付けとはとても思えないんですよね。おいしいだけにもったいない。近所のスーパーやコンビニでは既に棚オチしているところもチラホラ現れ始めているので、シンレモには何とか頑張ってほしいです。
シンレモンサワー裏450

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村