RTDがまた一歩、進化しようとしています。きっと来年には普通に新商品で販売されるので、それを待っても遅くはないのですが、話題を先取りしたい人は大急ぎで買っておいてもいいかもしれませんね。


 アサヒビールは、世界で初めての、本物のレモンスライスが入った缶入りRTD「アサヒ未来のレモンサワー」5月1日(月)から自社販売サイト「ASAHI Happy Project」で、数量限定で販売しています。

 同サイトはアサヒビールで日々生まれるアイデアをカタチにし、テスト販売商品として数量限定で販売しているサイト。購入者へのアンケートやインタビュー調査等を通じて知見を得ることで、将来的には市場へ展開できる商品へと成長させていきたい、という取り組みです。昨年11月には第1弾でオーツ麦を使った新感覚エールビール「ユルユルエ~ル」、今年3月には第2弾で苦みにこだわった「ザ・ビタリスト」を販売しています(両品とも販売終了)。

みらいのレモンサワー2

 第3弾となるRTD「アサヒ未来のレモンサワー」は生ジョッキ缶と同じフルオープンの缶に、本物のレモンスライスが入ったレモンサワーを封入したもの。チューハイなのでビールのように泡が盛り上がるようなことはないようですが、レモンスライスが浮き上がってくるだけで充分インパクトのある商品だと言えるでしょう。レモンスライスは乾燥レモンを使用しているということですが、生果実にしか実現できないリアルな果実香や酸味が期待できます。そのまま食べたり、マドラーで潰してレモンぽさを際立たせることもできるようです。

 生果実入れっぱなしだと苦くなったりしないのかなと思ったのですが、そういえば既にフタバ食品の「サクレ」で確立している技術だから、思ったほど開発のハードルが高いものではないのかもしれませんね。とはいえ世界初。海外でも売れる商品に育っちゃうんじゃね?とも思える期待の商品です。

この商品、アサヒビールの、4月に社長に就任したばかりの松山一雄社長はRTD戦略「アサヒRTDイノベーション2025」を発表するなかで、「『スーパードライ 生ジョッキ缶』で採用した独自のフルオープン缶による高単価RTDも来年発売予定」と話していたそうなので、今回の「アサヒ未来のレモンサワー」がそのまま、もしくはリファインされて来年に本格的に登場することになりそう。早めにポロリするあたり、新社長の自信とやる気の現れなのかもしれません。345㎖×6缶で1980円(税込み、送料込み)、1缶あたり330円とだいぶお高めですが、チャンスがあったら飲んでみたいですね。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村