さけにゅー・あんどれさん

ブラウンフォーマン社の日本法人、ブラウンフォーマンジャパン株式会社(本社:東京都港区)は、現在、アサヒビール株式会社より販売されている「ジャック ダニエル」を含む自社ブランドの販売権を2024年4月1日(月)より、アサヒビール株式会社から自社へ移管すると発表しました。
アサヒビール株式会社との協業は2024年3月31日(日)まで継続し、以降はブラウンフォーマン社の日本法人であるブラウンフォーマンジャパン株式会社での販売となるそうです。

この会社、昨年まではブラウン-フォーマン・ビバレッジス・ジャパンL.L.C.でした。法務省でちょろっと登記を調べようとしたところ、2023年6月5日現在で登記手続き中となっていましたので、社名も中身も別のものということにするようです。省略すると相変わらず“ブラウンフォーマン社”ですがね。
今でこそアサヒビールがパートナーですが、アサヒが販売開始したのは2013年1月(契約締結は2012年9月)からなので、10年のお付き合いの末の破局、ということになります。
ではそれ以前は?というと、サントリーとの蜜月期間が約40年ありました。サントリーが「ジャックダニエル」、アサヒビールが「ジムビーム」で、バーボン市場で覇を競っていたのです。それが2013年1月からサントリーがライバル社ブランド「ジムビーム」の取扱いを開始(翌2014年にビーム社自体を買収してビームサントリー社に)し、フラれたもの同士(いったら失礼か)のアサヒビールと「ジャックダニエル」が組むという超離れ業の末に今の組み合わせとなっていました。

それから10年、そういえば最近なんだか微妙な空気が漂っていました。日本市場を良く知りアサヒとの繋ぎをしっかりしてきた日本人社長の突然の退任、アサヒビールが関与しない形でのTVCM放映やマーケティングプロモーション、極めつけは本社肝いりのRTD缶「ジャック&コーク」の扱いなどなど。準備期間はおそらく2、3年。ようやく身辺整理ができた末、ということなのかもしれません。

それから10年、そういえば最近なんだか微妙な空気が漂っていました。日本市場を良く知りアサヒとの繋ぎをしっかりしてきた日本人社長の突然の退任、アサヒビールが関与しない形でのTVCM放映やマーケティングプロモーション、極めつけは本社肝いりのRTD缶「ジャック&コーク」の扱いなどなど。準備期間はおそらく2、3年。ようやく身辺整理ができた末、ということなのかもしれません。
たまたまなのか、コロナを機に日本市場での輸入洋酒の再編が始まっているようにも感じられます。2020年のカンパリグループ100%出資のCTスピリッツジャパンはタイミングが少し早いですが、2021年からの新生ディアジオジャパン、2022年のサゼラック社と明治屋の総代理店契約、そして今回のブラウン―フォーマンと、大きなブランドがどんどん取扱い先を変えています。ディアジオジャパンは今年6月から自社シングルモルトの取扱いをさらに強化。合弁会社で扱っていたブランドをだいぶ自社に移管させるようですし。
コロナの影響からの回復は、海外市場が早かったのに対して日本市場はだいぶ遅れをとりました(その対応が間違っていたかどうかは別として)。外国の経営者から見ると「なんで日本の売上げは上がらないんだ!自分たちでやった方が儲かるんじゃないのか!」なんて考えがよぎったのかもしれませんね。アジアにおいて、ウイスキーの売上規模で言えば中国がダントツでしょうが、国内での購入が信用できない(偽物とか詰め替えとか)人たちは日本まで買いに来てたりしますから、日本市場を押さえておくことがとても重要なことになってきたのかもしれません。
コロナの影響からの回復は、海外市場が早かったのに対して日本市場はだいぶ遅れをとりました(その対応が間違っていたかどうかは別として)。外国の経営者から見ると「なんで日本の売上げは上がらないんだ!自分たちでやった方が儲かるんじゃないのか!」なんて考えがよぎったのかもしれませんね。アジアにおいて、ウイスキーの売上規模で言えば中国がダントツでしょうが、国内での購入が信用できない(偽物とか詰め替えとか)人たちは日本まで買いに来てたりしますから、日本市場を押さえておくことがとても重要なことになってきたのかもしれません。

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