キリンビールは発泡酒②の「キリン のどごし<生>」の発売20年目の節目の年に、中味とパッケージを4月製造品から全国で順次リニューアルしていて、6月17日(月)からは新TVCM「ひたむきに20年」篇を放送しています。
その放送開始のタイミングでキリンビール本社で「キリン のどごし〈生〉20年目リニューアル試飲会」が開催され、【さけにゅー】もお招きいただきました!
新しい「のどごし<生>」と2005年発売当初の「のどごし<生>」を比較試飲するという、貴重な体験ができたのでリポートしてみますね。

向かって左が2024年リニューアル品で、右が2005年発売当初の味わいを再現したもの
まず初めに感想から言うと、新しい「のどごし<生>」は液色はクリアな感じ、飲んでみると最初にぐっとうまみが感じられ、後口はすっきりとしたキレ。飲み始めとラストの味わいの落差はたしかに感じられました。
一方、発売当時の「のどごし<生>」は液色は2024年にくらべると少し濃いブラウン。味わいはひとことでいうとフラット。スッキリとしていてするっと飲めちゃうかんじでした。
はっきりと「今の方がうまい!」って簡単に言えればいいんですけど、正直なところどっちも良さがある。2024はメリハリが効いてて爽快!スッキリ!メリハリがある!っていう感じ。2005は酸味と麦の甘味が感じられて、個人的には真夏だったらこっちでもいいかもと思っちゃいました。
この試飲のために2005年レシピの「のどごし<生>」をわざわざ作ってくださって感謝です!

公式のニュースリリースで説明する味の特徴は、「今回のリニューアルではホップの使用比率変更により”トップの飲みごたえ”と”後半の後キレ”を強化、『ゴクゴク飲める爽快なうまさ』を進化させました」とのことです。
「キリンのどごし<生>」は2023年10月の酒税改正で新ジャンルから「発泡酒②」に分類が変わりました。増税されたこの旧新ジャンルの商品群は縮小傾向にあるそうです。ただその一方、最近の物価高で、お手頃価格で気軽に飲めるこの価格帯のものはこれからも求められると睨んでいるそうで、商品的によりいっそう進化させていくようです。
発表会でキリンビール マーケティング部発泡酒・新ジャンルカテゴリーマネージャー/「キリンのどごし<生>」ブランドマネージャーの佐藤洋介さんは、「のどごし<生>」の歴史を振り返り、「2005年4月の発売当時は、バブル崩壊後の停滞した雰囲気の世の中で、節約意識の高まりは嗜好品にも波及していきました。そんな背景のなか、『日本の毎日をスカッとさせたい。ゴクゴク飲めて元気になれるようなものをつくりたい』という使命で誕生したのが『のどごし<生>』です」と語りました。
発売以来、発酵条件の最適化、フレッシュ酵母製法導入、低温発酵技術の採用など14回のリニューアルを重ねて進化し続けてきた「のどごし<生>」。
「スカッとして思わず元気が湧いてくるようなうまさという独自価値で支持されています。今回のリニューアルのキーメッセージは『進化し続けて20年目』『20年目でいちばんうまいのできました』で、これからも”うまさ”で進化を続けます」と今後の展望を語りました。
またマーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループ 宮下英理子さんは進化した”うまさ”の特徴について、「ロングセラー商品なので、進化していいことと変えてはいけないことの見極めがむずかしい。『のどごし』ファンは飲みごたえと飲み終わりのキレの落差を評価しているので、今回のリニューアルはそういったお客様の声にヒントを得た。具体的にはホップの比率を少し調整することで飲みごたえがありながら後味のキレが表現できた」と語りました。
20年目を迎えた「キリンのどごし〈生〉」。今回の試飲会は先人たちの積み上げてきた味わいを体感することができました。

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