大東製糖の子会社、大東製糖種子島は、7月1日(月)から一般販売を始める国産のラム「ARCABUZ(アーキバス)」が、国際コンクール「WORLD DRINKS AWARDS」の「WORLD RUM AWARDS 2024」で、アグリコールラム部門で日本初の金賞、またボトルデザイン部門では世界一となるベストボトルデザイン賞を受賞しました。

飲んで感動、お料理とペアリングできるラム
いち早く味見させていただいた「アーキバス」は、ストレートで飲んでもアルコールの尖った感じが全然なくて、「ラムをストレートでなんてとても無理」と思って口を付けたのですが、「するん」って飲めるんですよね(喉からお腹はカッとするけど)。そして植物っぽい青みやリンゴのようなスキッとする感じ、やさしい甘さが、オイリーな舌触りでさらに滑らかになった感じって…伝わるかなぁ。
大丸東京店からこちらに移転した、パン屋大賞にも選ばれている名店の「カーサ・アウレリア」のパンとスプレッド、アル・ケッチャーノ奥田政行シェフ監修のイタリアンと、ラム酒でペアリングしても違和感ないくらいの柔らかい口当たりでした。
お料理の、ノルウェーサーモンは素焚糖と天然塩でマリネしていたり、真鯛のあみ焼きはベルモットとキビ酢のクリームソースを使っていたりと、サトウキビ由来でまとめているので、なおさら相性がいいのかもしれないな、と思いました。

「アーキバス」は発売商品のほかに、第一期目製造のホワイトラム原酒のバッチ違い数種や、同じサトウキビ原料からつくったシュガーケンシロップを使った「モヒート」、種子島タンカンをつかったオリジナルカクテルや、ソル・クバーノ、ラムソーダなどもいただきました。
こちらは人形町のオーセンティックバー「Bar内藤」の内藤茂敏オーナーバーテンダーにつくっていただいたもので、冷たくてさっぱりとした味がすごいおいしかったです。
製法、デザインにすごいこだわりが
「アーキバス」は千葉の製糖会社の大東製糖が、サトウキビ栽培から自社の手で行おうと種子島で農地購入・運営会社設立する取り組みの中で、「消費者の砂糖への意識や、原料のサトウキビへの理解・関心を高めることと、世界で売れるものを造って人口減少が進む種子島で持続可能な産業を生み出そうという思いで、ラム酒製造を始めました」と大東製糖代表兼大東製糖種子島社長の木村成克さん)が説明しました。

木村成克社長
製糖メーカーならでは、サトウキビの栽培品種からこだわり、種子島で農研機構が2011年に開発した、ショ糖濃度の上昇が早い「黒海道(クロカイドウ)」と「農林22号」を栽培し、収量より品質を重視。

収穫したサトウキビは蓄えたショ糖が減らないように24時間以内に搾汁。普通は3回搾るところを1回だけ、高糖度で鮮度のよい一番搾りだけを使うことで、“テロワール”を最大限引き出しています。
「砂糖はプロだが酒造りはシロウト」(木村社長)ということで、醸造から蒸留までは小正醸造が技術指導、コンセプトワークから味づくりまでは、東京・銀座のラム専門バー「Bar Lamp」の中山篤志オーナーバーテンダーが担当。

ちなみにラムの味の方向性はマルティニークラムなので「アーキバス」のアルファベット表記も「Rhum」になっているなど、目配りがしっかり効いています。
(ウイスキーっぽい英国系だと「Rum」、シェリーっぽい樽熟はスペイン系の「Ron」になります)
ボトルとロゴデザインは、フェラーリのデザインや新幹線のデザインで知られる工業デザイナーのKEN OKUYAMA(奥山清行)氏に依頼。ポルトガル語で火縄銃を意味する「アーキバス」の、砲身をモチーフにした八角形のボトルに、ラベルは貼らずにエンボス加工でブランド名を表記した、クラフト感あるデザインが高く評価され、今回、世界最高賞を獲得しました。

エンボス加工の「ARCABUZ」の上には種子島の形がさり気なく。

さとうきびのデザインがかわいい。
木村社長は「いきなりの受賞で驚きました。製糖メーカーとして、変わらない砂糖のイメージを変えていくことが目標です。これからも質が高く、かつ手ごろな価格帯の国産ラムをつくっていきます」と受賞の喜びを話していました。
商品メモ
アルコール分 57~60度
(加水やブレンドはせず、蒸留したバッチごとにボトリング)
(加水やブレンドはせず、蒸留したバッチごとにボトリング)
容量 700㎖
価格想定売価 5,000円(税抜き)
ブランドサイト
https://www.arcabuz-rum.com/

コメント