20240902_200429cs


 正直、おじさんのお酒のイメージが強くて数回しか飲んだことのない「オールドパー12年」200㎖サイズ9月2日(月)に発売されたので【飲んでみた】ら、印象が大きく変わりました。

年取ってからゆっくり飲むお酒と思ってたけどそうじゃない、ウイスキー飲み初め、好きになり初めの人にこそ飲んでほしい!と思ったのでご紹介します。
ちなみに今回は200㎖ボトルの9月2日(月)発売に関係して輸入社のMHDモエ ヘネシー ディアジオ様から頂いたサンプルボトルを試飲したのですが、200㎖1,760円(税込み)だし買ってもいいな、と思えました。

20240902_200931cs

 グラスに注ぐと色は濃い目。あまい香りがグラスの外まで広がります。オレンジやリンゴ、洋ナシのような、おいしそうな果実と、ふわっとバニラの感じがします。
 ストレートで飲んでもアルコールの尖った刺激がないので意外とスルスルとイケちゃいます。喉がすごく熱くなるけど。

氷を入れてロックにすると、お酒が冷えて甘さが抑えられる代わりに、リンゴや洋ナシなんかのシャクシャクした果実の爽やかな感じがしてきます。

20240902_201513cs

さらに炭酸を入れてハイボールにすると、リンゴのシャクシャク感がさらに増して、口中がすっきり爽やかになる感じ。少し濃いめにすると味がよりしっかりするし、薄めにしても伸びが良いので薄口の中にも果実感や緑茶のような爽やかさが楽しめると思います。

750㎖ボトル飲みきれるくらいの飲みやすさなので、イケる人なら希望小売5,500円でも損はないと思いますが、まずは200㎖でトライアルかと。たぶんコンビニでも買えますしね。
シングルモルトで楽しみたいなら「クラガンモア」と「シングルトン・グレンダラン」がキーモルトですが、そこまでこだわるのはもっと先の話でいいでしょう。

公式での味紹介はこんな感じ。
「『オールドパー 12年』は、奥深い味わいでオンオフ問わず気楽に楽しむことができるウイスキーです。調和のとれた柔らかな味わい、奥行きのある香りと長い余韻は和食とも好相性。1:2の水割りでも、お湯割りでもハイボールでも、お食事に合わせて様々な愉しみ方をしていただけます。
ご家族やご友人、大切な方とともに、オールドパーならではの余韻を感じるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。」
 
 「オールドパー」と言えば、英国最長寿と言われるトーマス・パーにちなんだ名で、パー爺さんは80歳の初婚の時と105歳で不倫した時の2度、子宝に恵まれて152歳で亡くなったという伝説から、『子宝・長命』のイメージがあります。
また、岩倉具視(500円札の人)が1873年に欧州から持ち帰って明治天皇に献上した、とか750㎖ボトルは斜めに自立できるため『決して倒れない』とか『右肩上がり』を意味するとかで、大昔から政治家や経営者に好まれた酒、言い換えると『どうもおっさん臭い酒』のイメージが強くて若い人には敬遠される感じです。
20240902_200527cs
それが、この200㎖ボトルは『斜めに立たない』んです。メロンのようなひび割れた風の加工も無くてすっきりした印象です。もう、パー爺さんの伝説もいらないし吉田茂が愛飲してたというエピソードもいらない、ましてや飲み屋で「知ってる?これは斜めに立つんだよ~~」なんてどうでもいい蘊蓄を聞かされなくてもいい、イメージ一新するので新しい人に飲んでもらいたい、という思いを勝手に感じ取りました。
なので、これから飲んでみようという人には200㎖をおすすめします。