そういえばウォーキングデッドってゾンビより人が怖くなってから見なくなったかな…

 アサヒビールは骸骨の墓守をデザインした個性的なアイリッシュウイスキー「ザ・セクストン シングルモルト」11月12日(火)から発売しました。

 「ザ・セクストン シングルモルト」はアイルランド産麦芽100%使用のシングルモルトアイリッシュウイスキー。テキーラ「ホセ・クエルボ」を擁するプロキシモ・スピリッツ社が2015年にディアジオ社から買収した北アイルランドのジ・オールド・ブッシュミルズ蒸留所で製造しています。

現存蒸留所では世界最古といわれる1608年創業の同蒸留所で、業界では数少ない女性マスターブレンダーの一人、アレックス・トーマス氏の手により、銅製のポットスチルで伝統的な3回蒸留を行う。100%オロロソシェリー樽で4年熟成。短い熟成プロセスを活かし、深みのある風合いと複雑な風味が特徴であるオロロソシェリー樽をフルに使用することで濃密な風合いを生み出しています。

香りはナッツとダークチョコレート、続いてマジパン、スパイス、フルーツの香り。
味は口中に広がる蜂蜜のような滑らかなモルトとオイリーな舌触り、イチジクやレーズンのニュアンスがあります。
フィニッシュは優しい木の余韻、穏やかな甘みが残り、“もうひと口”が進む飲みやすさがあります。

セクストン

ボトルはシルクハットをかぶったガイコツの墓守(=セクストン)を中央に配したミステリアスなデザインで、NYのデザインエージェンシー「Stranger&Stranger」が製作。ちなみに同社は「デュベル」「マルティニ」「ボルカン・デ・ミ・ティエラ」「ザ・ヒーラック」など様々な特徴あるボトルデザインを手掛けています。

 アイリッシュウイスキーは世界5大ウイスキーのひとつで、世界最古とも言われる長い歴史を持っています。一時はスコッチを大きくしのぐ人気で18世紀には世界の6割シェアを持っていたとも言われますが、禁酒法や英国との政争、第二次大戦時に中立の立場を取ったことなどから、スコッチが急成長する一方で急速に市場を縮小。1980年にはミドルトンとブッシュミルズの2蒸留所しか残らないくらいの崖っぷちに立たされました。それじゃいかんということで、クーリー、キルベガンと操業開始したあたりから勢いを取り戻し、今では40超の新設蒸留所が稼働しています。とはいえ生産量はまだまだ少なく、これからの伸びしろを大きく残しているウイスキーといえそうです。

ちなみに「ザ・セクストン シングルモルト」は2017年にアメリカで発売されて大人気となり、2023年は42,900ケースと6年で3倍に成長したのが大きいようです。ネトフリのドラマ「ウォーキングデッド」とのコラボでホームカクテル提案がヒットしたりしています。最近多いんですね、映画や番組コラボのカクテル提案。
「ザ・セクストン×ウォーキングデッド・カクテルキット」の場合は、750㎖ボトルとカンパリ、ブラッドオレンジシロップ、スモークブラックソルト、スクラッピーズオレンジビターズ、グレープフルーツ、シェーカーとコラボコースター、ロックグラス×4のセットで64.99ドル(たぶん今はもう売ってない)っていうものでした。
作れそうではあるので、オレンジビターズとかお家にある方は試してみては?

商品メモ
品目     ウイスキー
原材料    モルト
アルコール分 40%
容器・容量  瓶700ml
発売日    2024年11月12日
参考小売価格 4,150円(税抜)、4,565円(税込)


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