ビールに挑戦から10年で初のイメチェン!軽くていい感じの印象にかわった気がするけど、どうかな。

 キリンビールはクラフトビールブランド「SPRING VALLEY」を、2015年にクラフトビール事業参入して以来、初めての大規模リブランディングを行いました。

新たにクラフトブルワリーのブランド「SPRING VALLEY BREWERY」として3月4日(火)から全国発売。業務用のタップマルシェでは1月から、会員制サーバーのホームタップでは3月から全部変わります。

スプリングバレー2

一新したのは缶のパッケージ。麒麟とメダルがドン!とあって重めだったのが、だいぶ軽~~い感じに変えられました。ちょっとアメリカ西海岸のクラフトビールのデザインを思わせるような感じ。気楽なイメージにかわりましたね。
またロゴや商品名称も刷新。ロゴは泉の谷からビールが沸き上がるようなイメージだそうです。

CMキャラクターは坂東 龍汰さん。長谷川博己、吉永小百合、山田孝之の歴代と比べるとだいぶ若い人向けに変えてきたような印象です。

味は、麦の甘い感じとホップのスッキリ青い香りが濃いめの「豊潤ラガー496」、滑らかな泡で味も柔らかくて飲みやすい「シルクエール白」、ちょっと柑橘っぽい香りがあってフレッシュな感じの「JAPAN エール香」の3種類。ここは変えずに定番3品を維持。このほかに季節を感じさせるビールをシーズンごとに限定品で加えて、ブランドの鮮度を高く保っていくようです。
スプリングバレー

TVCMは若手俳優の坂東龍汰さんがCM初登場。青空のもとで軽やかにクラフトビールを楽しむ様子を描いています。
この、TV-CMでも描かれている「開放的な空間でビールを楽しむ気持ちよさ」を体験できるように直営店「スプリングバレーブルワリー東京」では4月1日(火)~5月31日(土)まで「SVBピクニックテラス」を開催。開放的なテラス席で、「豊潤ラガー 496」はじめ3種のフリーフローと、各ビールに合うペアリングおつまみを詰めたピクニックバスケットを提供します。
スプリングバレー3

新しくなったスプリングバレーを飲んでみた感想ですが、味自体はあまり感じないけど、なんとなく全体に重々しさが消えて、POPで若い感じがしました。まあ、若くはないんですが。気負いが取れたとか?お堅い感じが薄れたような気がしました。

キリンビールが代官山に「スプリングバレーブルワリー」を建設して10年、缶を発売してからまだ4年ですが、缶発売で一気にクラフトビール市場を成長させてその半分を取ったはいいのですが、その後がなかなか成長できていません。シェア半分を持ってるところがそんな感じですから、1000を超えるという中小規模醸造所は、そろそろ厳しいところも出てきそうです。昔の地ビールブームのように一発屋で消えないようにするには、クラフトビール筆頭格のスプリングバレーが元気にならないと難しいと思うんですよね。クラフトビールが“文化だ”というのも悪くはないんだけど、足の引っ張り合いより協力が必要な時なんじゃないかな、と思ったりしました。


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