アサヒビールのRTD「ジノン」が再び東北に降臨!新フレーバー「ライム」が東北先行で3月4日(火)に発売されました。

今はまだ東北限定で多くの人はまだ飲めないとは思いますが、いろいろあって入手できたので、さっそく【飲んでみた】のです。

ジノン2

アサヒでジンだとなぜ東北先行かと言えば、仙台にニッカ宮城峡蒸溜所があり、そこにはカフェ式蒸留機が今も稼働しているからに違いないのです。”カフェ”というのでコーヒーサイフォンなどを想像する人も多いそうですが、アイルランド人のイーニアス・カフェ(コフィー)という人がウイスキー用に連続式蒸留器を発明したところからついた名前です。1830年ごろの話で、ブレンデッドウイスキーの発展に寄与して皮肉にもアイリッシュウイスキーを駆逐するきっかけにもなりました。ニッカで稼働しているのは1960年代のものですが、それももはや世界的にも希少なものです。

と、ここまで書きましたが、原酒にカフェジンを一部でも使用していればそう書くでしょうから多分使ってはいない。でも東北先行とするところに、わずかでもこだわりを感じたいものです。

ジノン

 飲んでみると色は無色透明、香りは軽い柑橘感はありますが、気が付くかつかないか程度のわずかなものです。
 味は、柑橘の皮のあたりのような青み、苦みがあってスッキリ爽やかで飲みやすいです。ライムの苦みは少しオイリーなところがあって薬っぽく感じたりもするものですが、ちょうどライムの手搾り感、皮をツイストして香り付けしたくらいのバランスが、イイ感じです。

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 難点は、ジュニパーっぽさがほとんど感じられないところ。苦味がライムに融合しているのか、ちっともジンぽく無いので、ジン好きの人には物足りないかもしれません。
でもだからと言ってジュニパーを強くするとクセがありすぎる感じになるだろうし、難しいところですね。

ジノン3


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