サントリーは10月28日（火）、カクテルコンペティション「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」ファイナル審査と表彰式を東京ポートシティ竹芝ポートホールで開催しました。
500名近い応募者のなかから2度の予備審査を経て8名が出場。1stステージの創作カクテル審査と、勝ち残りの3名がホスピタリティなどを競う2ndステージ「Yatteminahare」審査を経て、N-BAR（神奈川県川崎市）の若林翔太さんが優勝しました。
若林さんの創作カクテル「鳳鳴（ホウメイ）」は「碧Ao」30㎖、「KANADE＜奏＞桜」20㎖、フレッシュレモンジュース15㎖をシェークして氷を入れたロンググラスに注ぎ、自家製ワールドブレンデッドティーソーダ70㎖でグラスを満たします。そして仕上げに「KANADE＜奏＞桜」をスプレーしたドライフラワーを飾ります。
若林さんは、「五大ウイスキーの個性を見事に調和させた『碧＜Ao＞』に、日本の春を告げる桜の香りと世界中の茶葉の彩りを重ねました。鳳凰は古来より平和と繁栄の象徴であり、その声は吉報を告げるとされています。『鳳鳴』は、日本から世界へ希望と祝福を力強く響かせるカクテルです」と説明しました。
最終審査に勝ち残ったのはほかに、客船飛鳥Ⅱ所属の土田勇人さん（カクテル名「UCHIMIZU」）、Cocktail Bar Hedonistの島直右さん（同「Shiki」）の2名でした。
同アワードは、1931年に日本で初めてカクテルコンクールを開催したサントリーが、1994年から日本を代表するカクテルコンクール「サントリー ザ・カクテルアワード」として継続的に行ってきたもので、昨年に30回の節目を迎えたのを機にコンセプトを大きく刷新。カクテルとそれを生み出すバーテンダーの魅力に焦点を当てたものとしています。
第1回目となる今回のテーマは「あなたが世界に伝えたい日本発のカクテル」。ジャパニーズバーテンディングから生み出される日本発のカクテルを、このアワードを通じて、国や言葉を超えて世界中に広げていきたいという考えで、サントリーでは「日本のカクテルバー文化が今後ますます発展することを祈念する」としています。
にほんブログ村
コメント